小学生の頃に読んだ『合成脳のはんらん』というジュブナイル小説が記憶に残っていて、
それをもう一度読んでみたいなぁなどと思って、復刻版を衝動買いしてしまいました。
現在出版中の本のタイトルは『合成怪物の逆しゅう』と変っていて、
表紙デザインも大きく変更されていました↓
で、この表紙に描かれている一つ目の生命体が「合成神経細胞群塊」
略して「ゴセシケ」という奴でして、言葉の響きもさることながら、
本の中の挿絵がとてもキモイものだったので、子供心に深く刻まれたという訳です。
物語の内容もすごく印象的で、今あらためて読んでも感銘を受けました。
最初の頁で主人公が妻と共に事故死するところから始まる展開には度肝を抜かれます。
密かなファンが結構いるようで、「ゴセシケ」でネット検索するとかなりヒットし、
あらすじを載せてるサイト(下記)もあります。そこにも書かれてますが、ラストが涙モノです。
http://sfclub.web.infoseek.co.jp/kodomomeisaku25.htm
原作者はF.ジョーンズというアメリカ人で、原題は "The Cybernetic Brains"。
となると原文は当然のことながら英語ということになります。
その原文で「ゴセシケ」ってどう表現されているのか興味のあるところですが、
実際に読んだ方によるネット上のレビューによると "frog"(カエル)になっているとか。
どうやら、日本語に翻訳なさった方がかなり秀逸な味付けを施したようです。
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