先月の初めに上げた記事に、ポンス・ブルックス彗星が木星と細い月の間に見える日があることを示しましたが、
それが今週水曜日なのでした。これは是非撮ってみたいと思ってきましたが、そういう時に限って天気が微妙で、
最近よく行く伊豆方面は夕方に雲が発生しそうな予報が出ていたため、晴れ間がどうにか期待できそうな中越方面へ
再び遠征することにしました。目的地に着いたのは日没直前で、西の空にはスジ雲(飛行機雲も?)が広がってました。
日没後、木星と月が見えてきた時間になっても雲は取れずに両方とも滲んで見えるというなかなか厳しい状況の中、
お気軽撮影機材(ミラーレス一眼+望遠レンズ+カメラ三脚)をゆっくりとセットアップ。
ようやく双眼鏡で彗星像を確認した19時過ぎに雲の切れ間ができ、そこに彗星が入り込むのを見計らって撮影。
得られた画像がコレです。
【木星とポンス・ブルックス彗星(12P)と細い月 04/10】
キヤノンEOS Ra+SAMYANG135mmF2 ED UMC,F2.8,ISO3200,L41フィルター,露出2秒(コンポジットなし),
三脚使用,固定撮影,トリミングあり,新潟県南魚沼市にて
フォトレタッチソフトで画像を弄り回したものの、自分のスキルでは彗星の尾が短くしか描出できませんでした。
薄明終了前の撮影でバックが明るかったのが残念です。十分に暗くなってからは彗星が雲の中に入ってしまったんで、
運も無かったなーって感じ。とりあえず記念の3S撮影程度にはなりましたけど、木星も月もモヤっとした写りで、
何ともトホホなイメージでした。
これから月明が邪魔になっていくとともに、彗星は太陽に近づいていくため、観測条件は急激に悪化するとみられ、
もしかするとこれがお別れショットになるかもしれません。
どれが細い月かわかりません‼️
何も言われないと
左のが木星で右下が月かと思いますが
それだと彗星はどれ❔😅
分かりづらい画像になってしまいましてスミマセンm(__)m
お察しのとおり左上に木星、右下に月が写ってます⭐🌒
月は下側が日光が当たって明るくなっている一方、日照のない上側は
地球からの照り返し(地球照と言います)で薄ら見える状況だったんですが、
露光量を多めにしたため、薄明るい部分まで明るく写って、満月のようになってしまいました🌕
彗星は木星と月を結んだ線上の真ん中からやや月側に写っている2つの星の内の下の方です☄
スマホで表示して拡大すると、上側に微かながら広がった尾が確認できると思います🔍
今度はよくわかりました‼️
とても神秘的&幻想的で感動しました
ご確認いただけたようで、良かったです⭐☄🌒
拙い写真に過分なお言葉を頂き恐縮です!
木星や月よりも暗い彗星をなるべく明るく写そうとしたせいで、
細い月が実際の見た目とはかなりかけ離れた写りになってしまいました🌕
火曜日頃までは木星と彗星が接近して見えてるはずなので、
撮影チャンスがあれば、また狙ってみたいです⭐☄