Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 11/5夕 月と金星が接近(南西の空)

幻の(?)いっかくじゅう座α流星群

2019-11-22 19:31:37 | 天文現象

11月中旬と言えば、有名な「しし座流星群」の活動時期ですが、2001年に壮観な流星雨が観測されて以来、
国内では目立った大出現は見られていません。その流星の素となる微粒子ダストを撒き散らしているのが、
いわゆる母天体の「テンペル・タットル彗星」(周期33年)なんですが、現在は太陽からかなり遠ざかってる
せいもあり、濃密なダストの流れに地球が遭遇し難い年代らしく、今年の活動も数的には低調だったようです。

そんな中、世界時22日5時ごろ、しし座群とは別に「いっかくじゅう座α流星群」が顕著な活動を示すかも?
との情報が海外の某天文学者から出されていました。一般の人には全くもって知られていない流星群ですが、
過去には1時間当たりに換算して400個以上も流れたという記録があったりします。
但し、実際には活動が極めて短時間で、数分程度から1時間に満たない間に十数個~百個ほど見られた後は
パタッと打ち止めになってしまうのが特徴らしいです。
で、予想ピーク時間は日本では昼間にあたり、天気が良くても流星を目撃するのは不可能だったんですが、
全世界的な電波観測網では活動ピークが捉えられたようです↓

http://www5f.biglobe.ne.jp/~hro/Flash/2019/AMO/index.htm

でも、やっぱり活動時間が短か過ぎたのか、不発だったと言う観測者が多かったとか。
流星雨はやっぱり激レアな天文現象なんで、なかなかお目にかかれないってことでしょうネ。
2001年のしし座流星群のような物凄い流星雨をもう一度見てみたいなぁ。