先週末に届いたポラリエの使い勝手を良くするため、ちょっと工夫をしてみました。
まずは電源回りの工夫から。
添付のマニュアルによれば、単三形アルカリ乾電池2本で約2時間連続作動するとのこと。
一晩連続使用となると2回程度の電池交換が必要になり、あまりエコではない感じです。
給電方法としてはそれ以外に外部電源接続端子(USB-mini Bタイプ)が装備されていて、
市販の外部電源として三洋電機製リチウムイオンバッテリー(エネループKBC-L2BS)で
20時間の連続駆動を確認済とも書かれてました。
しかし、エネループの価格を調べたら5000円以上と結構値段が張るんですよねー。
ということで、fornax8が星撮りの際に使っている普通のカーバッテリーから
なんとか給電できないものかと検討してみたら、いいモノがありました↓
左はクルマのシガーソケットからケータイやスマホを5Vで充電するための小道具です。
右はUSBケーブルで、一方がmini Bタイプのコネクターになってます。
どちらも近所の100円ショップ"Seria"で購入。合わせて210円也。
実際に接続して動作チェックしてみたところ、問題なく動きました。
ちなみに家電量販店のケータイ関連品コーナーで似たようなモノが売られてましたが、
1000円前後の価格でした。100円ショップはやっぱり庶民の味方ですね。
さて、もう一つは極軸セッティングに関する工夫です。
ポラリエは赤道儀の一種なので、セッティング時にモーター回転軸を真北に向ける
必要があります。その手段としてマニュアルには次のような方法が書いてあります。
①内蔵されているコンパス(方位磁石)と傾斜計を使う方法
②ボディの端にある覗き穴で北極星をとらえる方法
③別売の極軸望遠鏡を使って北極星をとらえる方法
おおよそこれが難易度順になっていて、①が最も簡単です。
一方、精度は全く逆で、高級天体望遠鏡の架台でも使われている③の方法を使うと
最も高精度なセッティングができます。しかし、そのオプションを入手するには
諭吉さん一人に一葉さん一人の合わせて二名を動員する必要があります。
コストを抑えたいfornax8としては、とりあえず②でやる方向で考えているのですが、
覗き穴は結構大きくて、北極星をド真ん中に据えるのが困難って感じがします。
そこで、穴の部分に照準のようなものを付けてやろうと思い立ちました。
その照準パターンとして、ウチにある「ネームランド」を使って透明テープに
"◎"を印刷したものを用意しました。"×"でもいいんですけど、今回は"◎"にしました。
ところがテープを透かして先を見てもボヤーっとしか見えず、使い物になりません。
その理由は粘着剤がスリガラスのような効果を持っているせいでした。
「見えぬなら剥がしてしまえ粘着剤」ということで、アルコール系ウェットティッシュ
でゴシゴシやるなどして、なんとか粘着剤の除去に成功(意外と大変でした)。
それを覗き穴に貼り付けてみたら、こうなりました↓
ちょっと雑な貼り方で偏心してしまいましたが、まあまあ使えそうです。
始めに目を近づけて覗き、概ね中央に北極星を捉えたら目を離していき、
"◎"の真ん中の円に北極星を導入してやれば、少しは精度が上がるんじゃないかと。
しかーし、夜の暗がりの中では"◎"が見えないのが大きな問題となります。
それについては何らかの照明光を考えないといけませんが、今日はここまで。
コメント
あなたのブログにコメント投稿されたものです。
- 宮ちゃんNO1 [2012年7月23日 18:21]
- こんばんは~ 宮ちゃんで~す!
ホント・・・今の100円ショップ
侮れないデスね~(^O^☆♪
結構使えるモノが有りそう(^ー^)ノ - fornax8 [2012年7月23日 19:57]
- 宮ちゃんNO1さん、今日もコメントありがとうございます。
100円ショップって行くだけで楽しくなるんですよねー。
探してたモノがあったりすると、さらにテンションが上がります。
まぁ価格相応の品なんでしょうけど、壊れたらまた買えばいいやって感じです。