この週末は全国的に雪が降り、まだ寒い日が続いていますが、暦の上ではすでに春。
冬の星座であるオリオンが夜半前には西の空に傾く時季になってきました。
そのオリオンが振りかざす棍棒のあたりにある星雲がこちら↓
【NGC2174】
ニコンD70 + 口径18cm写真撮影用反射望遠鏡 F2.8 ISO800
総露出時間80分(10分露出の8コマ加算合成) 赤道儀使用
[山梨県みずがき山自然公園にて2006年11月撮影]
通称「モンキーフェース星雲」。上の画像にマウスカーソルを重ねるとわかるとおり、
孫悟空にそっくりな形態をしています。
で、この画像を180度反転すると、こんなイメージになります↓
こちらもマウスカーソルを重ねて見てください。なんとテングザルの顔に似てるんです。
普通に見てもひっくり返して見ても「猿顔」になるという、逆さ絵のような面白い星雲
だったりします。見かけ上の大きさはだいたい満月と同じぐらいと結構デカイのですが、
大きめの望遠鏡を使ってもボーっとしか見えず、残念ながらサルの姿はよくわかりません。
写真に撮って初めてユニークな恰好をしていることが確認できるのです。
コメント
あなたのブログにコメント投稿されたものです。
- mashさん [2011年2月14日 8:41]
- fornax8さん、おはようです。続けてお邪魔します。
これはまた面白いものを紹介していただきました。
オリオンが振りかざす棍棒のあたりにこのような星雲が
あるんですね。
孫悟空にテングザルとはまさに猿星雲ですね。 - fornax8 [2011年2月14日 18:47]
- mashさん、コメント連投、恐縮です。
コイツはちょっとマイナーなので、知名度はすごく低いと思いますが、
形のユニークさでは、全天でも上位にランキングされそうな感じです。
自然界の「逆さ絵」は珍しいかもしれませんね。