監督ポール・グリーングラスは最近では最も好きな監督。
「ユナイテッド93」ではリアリティーを追求し手持ちカメラで撮影し、見事な演出で緊張感が良く表現できていた。
ボーンシリーズでは「ボーン・スプレマシー」本作「ボーン・アルティメイタム」の2作を手がけている。
やはり手持ちカメラを駆使し、リアルな照明で演出し、最高の出来となっている。
常々、日本の映画やドラマは照明技術が乏しいと感じているのでこの監督ポール・グリーングラスの作品を見習ってほしいもんだw
「ボーン・アルティメイタム」は、私の中で今年最高の映画だ(今のところw)
最初から最後まで常に緊張感を持ってる。
見始まりの数分で「あぁ、終わっちゃうのか・・・」と、見終わる心配をしたほどw
「いい映画は終わってほしくない症候群」(本でも同じ)なもんでw
ボーンのような暗殺者がほかにも2人登場するが、雰囲気は暗く言葉をほとんど発しない。
前編通してそうなんだけど、とにかく言葉を極力排除する脚本になっている。
これは普段の生活でもそうだが、必要以上に人間って言葉多くないんだよね。
これがリアリティーに1役買っているところだと感心する。
□印象に残ったシーン□(ストーリーの流れと関係なし)
パメラ・ランディーがCIA長官:エズラ・クレイマーに電話したが「忙しい」と取り次いでもらえなかった。
暗殺者パズと地下鉄の扉越しに顔を合わせるボーン。
パメラとボーンの電話。
ラストのニッキー・パーソンズの表情。
多分、パメラとの電話のシーンは前作スプレマシーのエンディングと同じシーンと思われる。
スプレマシーで、アルティメイタムを予告していたわけではないだろうが、ギミックとしてのファンサービスかな?と思われる。
BRに最高画質で録画したもんで、もう3回見てる。
何回見ても面白い。しばらくはアルティメイタムな気分で過ごせそうだw
そういえば4作目もあるという。
原作者は3作目の完結アルティメイタムを書いて亡くなっている。
引き継いだ別の作者が2作書いているようだ。
4作目の映画はどのような脚本に仕上がっているかは見るまでわからない。
監督は是非、ポール・グリーングラスに引き継い撮ってもらいたい。
ニッキー、パズとの関係、パメラとの距離感など4作目も期待して待っていたい。
それまでは、3作品を見ながら待っていよう♪