Flower's Room ~香りのある生活~

ラベンダーの種類はこんなにたくさん!

以前ラベンダーについて書かせてい頂いた文章をこちらにアップしておこうと思います☆

こんなに種類があるなんて!ラベンダーは種類によって薬効が違うんです。

 

はじめに

精油の中で一番最初に手にしたのはラベンダーという方多いのではないでしょうか。

ご自分が持っているラベンダーの種類、みなさんご存じですか?

実はラベンダーにはいろいろな種類があるんです。

Lavandula angustifolia   Lavandula officinalis  Lavandula veraという学名が書いてあるものはいわゆる一般的なラベンダーで真正ラベンダーをさします。

Lavandula latifolia Lavandula spicaと学名が書いてあるものはスパイクラベンダーのことをさします。

Lavandula hybrid  Lavandula burnatiiという学名が書いてあるものはラバンジンといい

真正ラベンダーとスパイクラベンダーの掛け合わせです。

そして一番注意が必要なのがLavandula stoechasと書かれたフレンチラベンダー(ストエカスラベンダーとも言います)

 

学名は植物の種類を確認するのにとても重要です。海外で購入する際には世界共通のこの学名を調べておくといいですね。

ラベンダーの学名LavandulaはLavo(洗うという意味)とLiveo(青みがかった鉛色・・・花の色のこと)という意味からきています。ローマ人は傷の洗浄や沐浴にラベンダーを利用していたのだそうです。

ラベンダーを蒸留する際には隙間を作るために茎まで一緒に詰め込みます。

写真(茎とともに)

温度は100度。そのあと冷却させ蒸留します。

写真(100度)

 

真正ラベンダー

写真 フランス式

こちらの写真はフランス式の植え方で育てたLavandula angustifoliaです。

Lavandula officinalisは花が小さく、第二次世界大戦前まではよく栽培されていたようですが、現在は野生のものが中心のようです。栽培はLavandula angustifoliaが主流となっています。

ラベンダーには酢酸リナリル、リナロールという鎮静作用が強い成分が多く含まれています。リラックス作用がありますので、副交感神経モードに切り替えたい時などに向いています。また抗炎症作用もあるので、傷跡、かゆみなどにもいいですね。また、鎮痛作用による痛みの緩和も期待できます。

 

ラバンジン

写真 ラバンジン

ラヴァンジンは茎を植え付けて増やしていきます。真っすぐに整列して植わっていますね。

ラバンジンが生産されるようになったのは1920年代で、あっという間に真正ラベンダーの生産量を上回ってしまいました。抽出率も高く、真正ラベンダーよりも安価です。

真正ラベンダーの甘さをすっきりとさせたような香りです。

通常の真正ラベンダーに含まれている酢酸リナリル、リナロールの含有量が少な目ですが、

神経をリフレッシュさせたいときに向いています。

真正ラベンダーよりも含有量が多いものはケトン類です。お肌にもやさしいので傷跡や湿疹などがあるときにはこちらを使用してみるといいと思います。

 

スパイクラベンダー

写真 スパイクラベンダー

かなりシャープな香りです。

こちらはケトン類が多いため、うっ滞除去が期待できます。

筋肉痛の緩和、その他の痛みなどがあるときは通常のラベンダーよりもケトンの含有量が高いこちらの精油でマッサージするとよいでしょう。

 

フレンチラベンダー

とても強い精油で、禁忌事項も大変多く、通常は使用しないラベンダーです。つ~んとする香りです。

ケトン類の含有率も高くなんと成分の50パーセント近くを占めるのです。神経毒性がありますので注意が必要です。防虫として使用されることも多いですね。

フランス産ラベンダーと勘違いして購入してしまうことがないようにしてください。

 

ハーブティーとして飲むもの

ハーブティーとして飲むものは真正ラベンダーです。

写真 ハーブ

ハーブティーはフラボノイド、タンニン、クマリン

水溶性成分が抽出されます。活性酸素の除去、抗菌、整腸作用などが期待されます。

ラベンダー単体の味はあまりおいしいものではありませんので、ローズ、カモミールなどと一緒にブレンドしていただくとリラックスティーとして飲めると思います。

 

終わりに

ラベンダーの種類は様々ですが、ラベンダーは約600種類ほどの成分でできています。

これが万能と言われるゆえんです。

鎮静、鎮痛、抗炎症、殺菌と大体はこれ1本でOKというくらいですが、使いすぎは原因です。鎮静作用を狙って寝る前に芳香浴をしようと垂らしても、量が多すぎればそれは興奮作用となることもあるのです。

嗅覚は疲労しやすく、5分ほど同じ部屋にいるとその香りに鈍感になります。

くれぐれも使用量には注意してアロマテラピーを楽しんでくださいね。

※注意事項

6~8畳程度のお部屋で芳香浴をする際、5~6滴で2時間程度が適当かと思いますが、出入りなどでドアの開け閉めなどが多い場合はもう少し時間が短くなるかと思います。

 

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