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私家版 野遊び雑記帳

野遊びだけが愉しみで生きている男の野遊び雑記帳。ワンコ連れての野遊びや愛すべき道具たちのことをほそぼそと綴っていこう。

デジタル機器よりフィールドベッドのほうが必要かな

2013-09-08 22:50:55 | Weblog

★あきらめかけた9月のキャンプ 
 この3週間、会社自体も65年の歴史の中で経験したことのない事件に遭遇し、せわしない日々を送ってきた。外からの揺さぶりと内なる動揺のはざまでてんてこまいした。事実関係をきちんとたしかめもせずに社外の知己の何人かが急ぎ距離をおく動きがぼくには滑稽だった。それ以上に、多くの激励もまた失ったものをおぎなってあまりある収穫だった。
 まわりの人間の本質はこちらがピンチのときにはっきりと見えてくる。騒ぎを起こした愚かな元社員のおかげで、たくさんのことを学んだ。

 11日(水)から遅い夏休みをとり、来週月曜日の敬老の日をからめた6日間の休暇は当初からの計画だった。そして、9か月ぶりにキャンプへ出かけるつもりだった。しかし、前述した事件のために無理かもしれないとなかば諦めかけていたが、なんとか出かけることができそうなめどがたった。
 ただ、11日は微妙だし、家人の仕事のやりくりもできないらしいので、出発は木曜日の12日からとなった。いざとなったら、金曜日だけの夏休みになるかもしれない。それも立場上、しかたないだろう。
 
★すっかり勘も鈍ってしまい 
 そんなわけで、土曜日の昨日、個人装の準備をした。年越しキャンプ以来だから、すっかり勘が鈍っている。例年のようにゴールデンウィークや7月梅雨明けキャンプをやっていれば、皮膚感覚で個人装もすぐにできるのだが、どうも余計なものまで持参しそうでうんざりする。
 
 買い物はともかく、気分だけでもアウトドアに切り替えようと、昼過ぎからいきつけのアウトドアショップのWILD-1多摩ニュータウン店へ向かった。店の前までいって驚いた。駐車場へ向かうクルマの列が延々つづいている。夏休みが終わって一段落したと思ってタカをくくっていたのが間違いだった。三連休を控えての混雑なのだろうか。
 100メートル以上延びた駐車待ちの列に加わることなく、そのままパスしてWILD-1をあとにした。
 
 そういえば、夏休み前にも一度訪ねて、やっぱりクルマが並んでいたのですぐに引き返した記憶がある。またしてもアウトドアのブームが戻ってきたのだろうか。7~8年のサイクルでブームがやってくる。過熱してもやがて冷めるが、また、新しい人たちがやってくる。たいていは子供の成長を理由にするのだが、な~に、実は親も飽きているのだ。

★デジタル機器がどうなるか 
 今度のキャンプで、うまく木曜日に出発できたら、終始、会社との連絡がとれる状況にしておきたい。パソコンまでは必要ないだろうが、アイフォンとアイパッドくらいは持参しておきたい。
 ただ、電源サイトではないので、大容量のバッテリーと充電用ソーラーパネルも持ちこむことにした。
 
 ついでに読書も電子書籍に頼ろうと思う。ふだん、会社の往復ではアイパッドミニを読書端末に兼用しているが、キャンプではバッテリーが長持ちするキンドルペーパーホワイトを使うつもりでいる。というのも、あるテーマにそった資料としての電子書籍を10冊近くダウンロードしたまま読めずにいるからだ。
 
 というわけで、今回のキャンプではいろんなことをやろうと欲張っている。それらが無駄な意欲なのは経験的にわかっているというのに、勘が鈍ってできるような錯覚に陥っている。
 その一方でなにもかも忘れ、たっぷり昼寝をするオプションもあるから、電子機器以上に必要な装備はコット(キャンプ用ベッド)ということになる。
 となると、アイパッドもキンドルも、ソーラーパネルさえも無用の長物と化すかもしれない。
 9か月ぶりのキャンプは準備の段階で混乱のきわみにある。


9月3日(火)のつぶやき

2013-09-04 02:18:30 | Weblog

以前は、キャンプをすること自体が楽しかった。キャンプそのものが目的だった。キャンプは手段にすぎない、楽しみはほかにある、などとしたり顔でほざくビギナーを憐んだものだった。
いまも同じだと断言できる自信がない。もう一度、アウトドアライフを心底楽しめる精神の余裕を取り戻したいものだ。


ほかの人はいざ知らず、ぼくにとっての楽しいキャンプは簡素な装備でいかに野遊びを充実させるかだった。簡素であるためには孤独でなくてはならない。孤独こそが野遊びがくれる愉悦の源泉だ。
孤独を捨てたとき、くだらないたくさんの装備に埋もれて楽しかるべき野遊びがどんどんつまらなくなった。



8月5日(月)のつぶやき

2013-08-06 02:15:07 | Weblog

伊豆での年越しキャンプが最後となってしまったが、先日、女房から、この年越しキャンプがちっとも楽しくなかったと文句をいわれた。年末年始という時期でもあり、ぼくがfacebookで遊びすぎたのが原因。9月のキャンプではiPhoneもiPadもサイトでは出さずにいたほうがよさそうだ。


9月に予定しているキャンプでは、久しぶりにダッチオーブンを存分に使いこなしてみるつもりだ。8と10インチ、それにスキレットがある。メンテナンスをかねてのメニューを組み、汗を流すのもいいだろう。そのためにも筋トレに励んでおかないと。なんせ、ダッチオーブンは体力勝負だから。



7月26日(金)のつぶやき

2013-07-27 02:17:07 | Weblog

少ない調味料でうまいもんを作るのがキャンプ料理。アウトドアでおいしいのは、けじめのある味。アツアツなのはいうまでもない。これなんかいいだろうな。 cookpad.com/recipe/print/2…


次回のキャンプのメニューのひとつは女房のリクエストでダッチオーブンで作る牛乳鍋(飛鳥鍋)を予定。材料がたくさんあるのが面倒だが、DOだから火にかければあとは火加減に気をつけるだけのこと。隠し味はチーズ。それもクセの強いやつがいい。わが家はヤギのチーズを使う。



7月24日(水)のつぶやき

2013-07-25 02:17:17 | Weblog

例年だといまごろの時期、信州の佐久のはずれにあるキャンプ場へ出かけている。昼間の午後は判で押したように十国峠がある群馬の方角から遠雷が聞こえていた。夜、雷光が走っているのも珍しくなかった。群馬は雷が多い。


日光の鶏頂山にあるスキー場で一週間近く夏キャンプをやったことがある。午後になると雷鳴が近づいてきて、ひとしきり雨が降り、あとはケロリとして快晴になった。
あのとき、雷を怖いと思わなかったのは、40歳という若気のいたりだろう。中学生を中心に小学生や高校生数十人が一緒だったのだから。



7月23日(火)のつぶやき

2013-07-24 02:33:36 | Weblog

先の日曜日、火野正平のNHK「にっぽん縦断 こころ旅」の週末版で長野県南牧村を偶然見た。八ヶ岳の遠景とさんざん親しんできたあのあたりの夏空の風景に、たちまち野遊び魂に火がついた。一度は永住しようかと1年間通った八ヶ岳山麓である。
9月には久しぶりに出かけよう!


外はすごいことになっている。防災予報が出るような風雨のゲリラ豪雨である。さっき、雷鳴もとどろいた。アウトドアだったらもっと烈しく揺さぶられるだろう。同じような真夏の嵐で初代のスクリーンタープをオシャカにした。まだ二度目の使用だった。



7月18日(木)のつぶやき

2013-07-19 02:19:12 | Weblog

だいぶ前だが、休日の東京の暑さに耐えかねて河口湖へクルマを走らせたことがある。そのときの湖畔の暑かったことといったら。
軽井沢でも昼間の暑さに喘いだことがあり、避暑地といえども涼しいのは朝晩だし、昼間の涼は森の中くらい。それが日本の夏。


真夏のキャンプで、木立の日陰がまるでない炎天下のサイトにテントやタープを張ってがんばっている人が少なくない。タープが作ってくれる日陰なんてタカがしれているのに……。
熱中症にならないかと見ているだけで心配になる。すごい根性なのは認めるが、ただただあきれてしまう。



7月17日(水)のつぶやき

2013-07-18 02:19:51 | Weblog

テントサイトでのありあまる時間を利用して楽しもうと思い、ノートパソコンやらiPadやらをキャンプに持ち込んでも、まず、使ったことがない。メールのチェックはiPhoneでことたりるし、キーボードに向かうよりももっと至福のぼんやり過ごせる時間にひたっていられるのだから。



7月16日(火)のつぶやき

2013-07-17 02:17:00 | Weblog

昨日からキャンプへいった従姉から女房のケータイにメールがきた。三連休が終わった夜、キャンプ場には二張りのテントのみ。コーギー連れの男性と従姉夫妻だけだそうだ。夜は寒いほど涼しい、と。そりゃそうだ。信州の1,300メートルのハイランドなのだから。


ケータイやらスマホなどの電子機器が必携となった昨今、充電の必要があるから、キャンプも電源サイトだと安心できる。だが、わが家が好んで使うキャンプ場には電源サイトがない。下界へ食料の買い出しに出かけるのときにクルマのシガーソケットの充電器を使ってチャージすることになるのだが……。


昨年、スマホやタブレット用にポータブル・バッテリーを何点か買った。ぼくの場合、仕事での出張もまずないから、すべてキャンプのためだ。
アウトドアでの究極の電源はソーラ発電のモバイルチャージャーだ。震災時などの非常用にほしいとは思うが、ぼくの野遊び程度ではそこまで必要ない。



7月15日(月)のつぶやき

2013-07-16 02:16:38 | Weblog

この連休にキャンプへいかないかと誘ってくれた従姉夫妻から今朝メールがきた。いま、八ヶ岳の北に位置する白樺の森のキャンプ場に向かっているところだという。いいなぁ、と率直に思う。
やっぱり9月には久しぶりにフィールドへ出よう。でも、静かじゃないとやっぱりいやだな。



大きめの60/40マウンパが手放せない

2013-06-15 21:47:08 | Weblog

 梅雨のこの時季にキャンプを楽しめる人は真のキャンプ好きだろう。ぼくはといえば雨の予報をものともせずにフィールドを目指すほどではない。ただ、キャンプ中に雨が降ってしまったらジタバタせずに雨を楽しむだけの余裕は失いたくない。

 早春や晩秋の冷たい雨は心細くなりやすいけど、この時季ならば雨も悪くない。むしろ木々の緑が雨で萌える様子を眺めながらぼんやり過ごす時間は至福のひとときだ。目に映るすべての風景が輝いている。
 小鳥のさえずりも絶え、聞こえてくるのは雨音だけ。この単調なメロディーが実に心地いい。ときおり、ざわざわっと落ちる木々の雫が葉叢たちのおしゃべりのように聞こえる。
 本を読もうとか音楽を聴こうなんて気にもならない。ゆっくりと過ぎてゆく時間を漫然と浪費する贅沢はなにものにもかえがたい。

 雨の中での設営や撤収には、セパレート型の雨具が欠かせない。ぼくはいまだにゴアテックスの偏愛者だが、近年、ゴアを越える優秀な素材がたくさん出ていると聞く。内側からの蒸れからの濡れに苦しんだ経験を持つ世代の人間にとって、防水透湿シェルの雨具はいまなお驚嘆のマトである。

 雨の日、サイトで過ごすとき、ときには風に乗ってタープの下まで雨粒が吹き込んでくることもあるから雨具を着たままでもいいだろうが、サイトでのんびり過ごすとき、ぼくは昔ながらのマウンテンパーカに着替える。
 まずは、高価な上、摩擦や火に弱いゴアテックスを大切にしたいからだし、シェラデザインズの60/40クロス製のマウンテンパーカーが大好きだからである。雨具代わりになるほどの防水機能はないけれど、60/40クロスは多少の濡れなら問題ない。

 ぼくが最初に買ったシェラの60/40マウンテンパーカはタン色のSサイズ。ただし、USサイズだからJAPANサイズだとMサイズに相当する。30代のはじめの3年間ほど、晩秋から春にかけて会社の通勤にもコート代わりにスーツの上に着ていた。
 1着では足りず、シーズンオフを迎えた軽井沢での特売で同じタンのSをもう1枚買った。そして、何年かしてもう1着買ったのがぼくのアウトドアの制服となっているグリーンのMサイズである。

 USサイズでMだから、日本のLサイズに相当する。ぼくには少し大きい。だからこそあえてこのサイズを求めた。というのも、下にダウンベストやインナー用のダウンパーカを重ね着するとなると、ひとつ大きめのサイズがちょうどよくなったからである。つまり、それだけ太ったということだ。
 タンのSサイズのほうはレイヤード(重ね着)をしない夏場のキャンプに持参しているが、季節柄、出る幕はほとんどない。

 ほかにも最新の素材というふれこみに買ってしまったパーカを2、3持っているが、テントサイトでは20年以上のつきあいになる60/40でないとどうも落ち着かない。わりと初期のころだが、一度、サイドポケットのベルクロを取り替えた以外、多少の退色はあるものの、いまだりっぱな現役である。まさにヘビーデューティーそのもの、これこそ一生ものというやつだ。


ストックを頼りにフィールドへ!

2013-05-11 13:06:51 | Weblog


 新緑の大型連休が終わり、ぼくも68歳を迎えた。70代になってもキャンピングをはじめとする野遊びをやめるつもりはなかったが、去年11月からの半年近くは加齢ゆえの身体の変調に悩まされ、野遊びのままならない日々が続いた。

 連休にキャンプへ出かけなかったなんて、もう20年以上も前になるだろう。大事をとって出かけなかったというより、ストック(杖)に頼りながらの日常が長かったので、80パーセント回復していても、アウトドアへの渇望がまったく起こらなかった。すべては体調のせいである。

 まず、11月の26日に突然左の膝が痛み出した。病院へいくと、症状から察するに年齢的にも関節の軟骨が磨耗したのだろうということだったが、レントゲンではきれいなままの軟骨に医師のほうが意外そうな表情を見せた。
 ひと月ほどで次第に痛みが和らいでいったところで東京は大雪に見舞われた。バスがこないまま杖で左足をかばいながらアップダウンのある道を駅に向かって歩き、途中、二度転んだ。雪が積もった道を歩いて無理したことで、この日、足の痛みがまた激しくなった。
 
 そんな足に不安を残しながら、この10年近く続けている伊豆の年越しキャンプは決行した。12月30日~1月2日の三泊四日のキャンプである。初日、大仁のキャンプ場へ近づくにつれて雨足がひどくなり、出発したのも遅かったが、途中で迷ったロスタイムもあって、キャンプ場へ着いたときはすっかり日が暮れていた。

 その夜はコテージを借りて設営は翌日になった。本来、ペットは入れない規則ながら、キャンプ場のケージを使わせてもらってルイの寝床とした。ほかの犬のにおいがあってルイは落ち着かない一晩になったようだ。このキャンピングについては、遅ればせながら、近々、半年遅れでここに記そうと思う。
 だが、このキャンプがどうやらまたしても膝に負担をかけてしまい、足の痛みの回復を遅らせてしまったらしい。

 腰痛持ちのぼくは、1995年に出張先のパリで二度目のひどい腰痛に見舞われたあと、ストックを常備した。特にキャンプのときはもちろん、いつ見舞われるかわからない万一にそなえて一本はクルマのルーフボックス(現在のクルマにはつけていない)に入れたままにしていた。
 そして、今回の膝の痛みで新たにもう一本、ウオーキング用のストックを買い求めた。年越しキャンプでもおおいに頼りになった。

 近々、二本のストックを使うノルディックウォーキングをはじめる。新しいほうのストックと同じものを買って使おうかと思ったら、ノルディック用のストックは山歩き用のものより軽量に作られているし、焦って買わずにまずは講習会を受けてからにしたらいいというせがれからのアドバイスを受けてまだ買っていない。

 5月は連休が終わると天気が不安定になり、とりわけ山沿いでは強風に見舞われる日が多くなる。台風並の嵐の中で一晩を過ごしたことも忘れられない思い出として残っている。
 だが、6月に入れば山にも春と初夏が一度にやってきて、入梅までは野遊びの最高の季節になる。ストックを持参しつつ、そろそろ動きだして、遅れを取り戻そうと思う。

*写真は、左から、30代~40代のころの低山逍遥で愛用した自然木から作ったストック。隣が2005年に購入したエバニュー製のウォーキング用、次が昨年購入のモンベルのハイキング用スットック、右端は通勤用に使ってきた障がい者用のストックで、今回いちばん活躍してくれた。

ポンチョを着る秋がいまから待ち遠しい

2012-06-20 00:40:09 | Weblog
☆ポンチョを着てガウチョ気分 
 今季、2枚のポンチョを買った。もともと、ぼくは「ポンチョ好き」である。だから、これがはじめてのポンチョではない。すでに何枚か持っている。
 ぼくのポンチョにはふたつの種類がある。ひとつはポンチョ本来の防寒防風のためのものであり、もうひとつが雨具としてのポンチョである。

 前者のポンチョをこれまで2枚持っていて、ガウチョ気分で真冬に使ってきた。ひとつは、アンデスっぽい製品だが重いのとかさばるのと派手すぎてなかなか着こなせないできた。
 もう1枚はアクリル製の安物だが、軽いのでキャンプのときはもっぱらこちらを使っている。ただし、火の粉にはまったく無力だとわかるから焚火には近づかない。
 
 雨具としてのポンチョもすでに2枚ある。
 キャンプ地で雨に見舞われたらさぞや便利だろうと思って買ったのが7年ばかり前。ミリタリー(軍用)ほどではないが、かなりヘビーデューティーでグランドシートとしても使えるからいつもクルマに常備してある。ところが、実は一度も袋から出していない。
 その後、イヌの散歩用にもう1枚薄手のやつを買って家に置き、こちらは大雨でないかぎり、頻繁に使っている。
  
 雨具としてのポンチョは、家で使ってみてわかったのだが、一度濡れるとあとの始末がけっこう厄介だ。キャンプ地だったりすると、スクリーンタープの中に吊るして干さなくてはならないから邪魔になる。
 セパレート型のレインギアなら着たままで乾かすこともできるが、ポンチョとなるとスクリーンタープの中でさすがに着たままはうっとうしい。ましてや、濡れていたらなおさらだ。

 ちなみに、雨のキャンプサイトで過ごすとき、普通の雨だったら傘がいちばん便利である。トイレへいくとか、水汲みにいくとかがせいぜいだからだ。使い終わったらすぼめて立てかけておけばいい。 
 むろん、設営や撤収など作業がともなうときは、やっぱりセパレート型の雨具になる。素材はゴアテックスなどの透湿性のものでないと作業中に汗まみれになるのはいうまでもない。

 まだ未使用のものさえあるというのに、今季、ポンチョを2枚ゲットしてしまった。
 1枚はコットンで、春や秋の朝晩に羽織るためだ。焚火のときに化学繊維のアウターが火の粉で穴が開かないためにも有用かなと思ったけど、何年も焚火をしていなかった。

 買ってから気づいたことがふたつある。ポンチョの名称が「ファイアーポンチョ」というから、やっぱり焚火の火の粉を想定したポンチョなのだろう。
 もうひとつがブランドである。「グリップスワニー」は、アウトドア用の皮革グローブのメーカーとして、ぼくが知るかぎりはナンバーワンである(このテーマは稿をあらためて検証してみたい)。

☆フィールドにはけたたましいデザインだったかな? 
 ゲットしたもう1枚はColombiaのショップで夏用のパンツを物色しているときに見つけたレインギアとしてのポンチョである。さまざまな派手な柄のポンチョがあるなかで、この写真の柄のものがどうしてもほしくなり、迷わずに買ってしまった。3枚目ということになる。
 
 この柄がなかったら買っていなかったほど、気に入ったけど、こいつをフィールドで使うにはいささかけたたましすぎるような気がしてならない。きっと、犬の散歩用として街中で使うことになるだろう。

 色については、ファイアーポンチョの赤もさんざん迷った。モスグリーンやグレー系の色合いのほうがいいのではないかと……。しかし、実際に着てみるとどうもしっくりこない。つまり、汚いのである。
 ポンチョがではなく、着たぼくが汚いのである。年寄りにはやっぱり暗い色は合わない。ま、この赤が似合うかというとそれも疑問だけど……。
 
 ファイアーポンチョはすでに4月末のキャンプで活躍してくれた。これから夏場に向かい、焚火をしないかぎりは留守番になるだろうからいささか寂しい。
 秋を迎えたら、足元はAIGLEのラバーブーツで決めてフィールドに出かけたいものだ。
 自己満足ではあろうが、そんなお洒落気分もアウトドアには大切なファクターだとぼくは頑なに信じている。