FF1の話をするかという17

2008-12-10 00:12:18 | ゲーム
無軌道に書くシリーズ
まだ2の話をし足りないのだが、ここらへんで1の話にしてみる。

ファイナルファンタジー。スクウェア最後の作品となるべく作られたRPGで、得体の知れない人脈を持つ坂口博信という男を中心に作られたと信じられている。
少なくとも俺は信じている。
坂口博信はゲーム内容にはあまり関与してないという見方もあるが、それでもどうも中心にいたようなのである。

ストーリー
この世界は暗黒に包まれている。
お姫様がガーランドにさらわれた。
4人の光の戦士が助けに行く。
ううむ、シンプル。

姫を助けたクリスタルの勇者たちは、世界に光を取り戻すため旅に出る。それぞれがクリスタルを携帯してる。これ重要。WSC版から例の六角柱?みたいなのが鎮座してるけど、ファミコン版では台座に丸いクリスタルを置くだけとシンプル。
クリスタルというのは、まあロトの血とか装備とか、そういった意味合いに近い。そのクリスタルに輝きを取り戻せば世界は救われていく。
この世界は暗黒に包まれていて、風は止み海は荒れ大地は腐っていくので、ゆっくりしていると世界は滅びる。
そして、旅の最後にこの世界を滅ぼそうとしていた存在が明らかになる…!

光の戦士たちはどこから来たのか?
一切語られない。
ガーランドは優れた騎士だった。なぜ王女をさらった?
一切語られない。(「おうじょはおれのものだ!」とは言ってるけどね)
カオスとはいったい、どこから来た?

ファイナルファンタジーのシナリオ部分は大変少ない。
単に要領の都合ではしょっただけなんだと思うが、目指すところがあのウィザードリィだから無理もないという気もする。戦闘システムは実はドラゴンクエストよりもずっとウィザードリィに近い。職業自由のパーティ制、魔法回数制、攻撃回数、耐性、属性防御、即死攻撃、役立たず魔法にランダム成長。少々のバグ。
シーフが異常に弱いのは、まあ調整不足だろうな…
ゲームバランスはかなり厳しく、余計な敵には逃げるを多用しろとしか言いようが無い(って、今調べたら逃げやすいのはバグだったのかよ!)。逃げられない敵パーティは覚える。
ストイックに旅するRPG。それがファイナルファンタジー。
美しいビジュアル、重厚なBGM。果てしなく続く旅路。
今でも全く色あせない傑作だ。
素人には理解できんかもしれんがね。プレイヤーに要求されるのは理不尽な仕様を乗り越える知恵と勇気だ。