NTT出版の記憶とか15

2008-12-09 20:01:55 | ゲーム
NTT出版の聖剣伝説3の攻略本には特徴的なCGで描かれた武器のイラストが載ってた。高橋政輝さんの手による。
高橋さんは、後にレジェンドオブマナではゲーム中の武器CGを手がけていた。あと、ベニー松山のウィザードリィ関連書籍でもイラストを手がけてる。
聖剣3の攻略本も結構間違いが多い(このゲームの仕様がかなりギリギリまで変更されていたふしがあることも影響してるのだろう)が、イラスト類は公式資料と考えていいのかな。

NTT出版の誤情報はいろいろあるけど、むしろ基礎知識編・徹底攻略とか分冊しまくる商法がここの特徴だったかもしれない。今は大作になるとだいたい2~3冊の攻略本が出る。ソフトと同時発売の攻略本なんかあまり役に立たないけど、当然データ類はソフト会社からもらってるはずだからそれなりに正確なはずだ。
NTT出版の場合は、幾つかはたぶんもらったデータが間違ってた。

NTT出版のやってきたことは、今のアルティマニアとおおむね同じ位置にいる。でもこの頃はまだ深いデータは載ってないか間違ってたし、読み物も少なかった。設定資料としてはそれほど優秀でもなかったし。
デジキューブがよく出してた役立たずの「最速攻略本」、最近はちょっと減ったかな?
レーシングラグーンは「横浜最速攻略本」なので注意。ソフトと同発のくせに完全攻略…!今はちょっとしたレア本らしい。

攻略本といえばFF9だな。当時発売されなかった。これはコミュニティの中で攻略法をつくりだしてほしいという製作側(というか、坂口博信か?)の意思を反映したものであるが、ネット上でばんばん攻略されて、エクスカリバー2の入手法もやがて明らかになり、攻略本も同人誌で製作された。有名攻略サイト「いっしょにTALK!」が誕生したのはFF9のためである。
しかし、これ以降大作RPGはネット上で全部攻略できちゃうよという風潮が出来てしまった。取り逃し要素集とか普通の攻略本よりずっと詳しい。これがスクウェアの望みだったのか…?
Wiki形式が流行ったのは、攻略本が今一歩なガチャフォースのおかげっぽい。もっともそのガチャの攻略本も今ではレア本だが。
「FF9あるてまにあ」は私も持ってる。
面白い本だけど、ネガティブなプレイ日記を載せるのはどうかと思った。
その後、ずいぶん後になってFF9はウェブ上でアルティマニアが公開され、後に出版。
パソコンは紙媒体の読みやすさには絶対勝てない。印刷禁止の電子ブックなんて嫌だ僕は。

FF攻略サイト界隈は有名人が何人かいて、そのうちの一人が後にアルティマニア書いてたりするということもあるわけだが。
その人が書いてた「FFタクティクスの攻略本の間違い」リストは今は読めなくなった。
その本は「もらったデータが間違ってた」+「適当な解析法で思い込みの記事を書いてる」というひどいものである。
「もらったデータの間違ってない部分」だけは信用できる。
攻略本なんてもらったデータだけ載せてりゃいいのよ、って、危険なバグとかあったら書いといてほしいけど、大人の事情でそれは無理なんだろう、みたいな本は見かけたりとか。アレとかコレとか。
その点、名著「ウィザードリィのすべて」の無法ぶりは素晴らしかった。「一生使うことはないだろう」って、ひどすぎるぜベニ松!あまり知られてない魔法封印バグとかも載ってるし。

まだある。攻略サイト界隈といえば転載。
雑誌もいつもデータがもらえるとは限らない。
某サイトから某誌がデータを転載した話とか。転載対策に嘘データ載せてる某サイトとか。
参考にするのは仕方ないけど、丸写しや、そのサイトの独自語を使っちゃいけないよ。