歩かない旅人

 彼がなした馬鹿げたこと・・・彼がなさなかった馬鹿げたことが・・・人間の後悔を半分づつ引き受ける。ヴァレリー

北朝鮮から完全に核と拉致被害者を解決する決意を

2018-05-17 13:00:35 | 産経ニュースから記事を拾う

 

       

  

   今迄の無頼な勝手きわまるやり方を押し通してきた北朝鮮のキム王朝ですが、もともと弱小国家だと分かっていたため、一発逆転の核開発を、キム王朝存続のため、隠れてやり始めましたが、いつかはバレてしまうのを知りつつ、バレて仕舞ったら今度は開き直って理屈をこねだしました。

   貧しい国であるにもかかわらず、世界中で不正を働き核開発につぎ込めました。キム王朝と言うソ連によって作られた、歴史も実績もない人物が、ソ連の傀儡として、東西冷戦の象徴として朝鮮半島は二つにされてしまいました。当時は北の方が日本の遺産でずっと豊かだったはずです。

   電気も韓国に売っていました。日本の創った水豊ダムは創作した当時は世界一の規模を誇る規模を持っていました。しかし共産主義国と言う計画経済政策は、新しいものを作り出すには相応しくない制度です。

    

   今まであった物をメンテナンスもろくにせず、キム王朝は国家運営に関してはあまり優秀とは言えず、電線は直に地中に埋め、80%近くの電力が届かないようなシステムを作り、人民が電気なしの生活を強いられ一日一時間しか電機が来ない地域も多くあるそうです。

   電気の無い地域には文明社会は築けないのは言うまでもありません。公共物はすべて電気を使い、病院も電気がなければ水道もなく手術一つできません。日本の我々の周りから電気が消えたらどうなるかを見ればわかりますが、そんな事より核開発の方に国の資金を使いました。

   それがここに来て北朝鮮はアメリカの本気度に、脅かしが聞かない国だと悟ったのでしょう。急にオリンピックを利用し、韓国をメッセンジャーボーイに仕立て上げ、アメリカと話し合いたいとムン大統領に言わせ、金王朝の生き残りをかけました。あくまでも金王朝の為にだけです。

   

    そこで核放棄を発表しました。この発表はキム三世の一種の命乞いです。生き残るための必死の命乞いです。アメリカの姿勢が予想を超えて、危機感がキム三世を動かしたのでしょう。嫌いなチャイナにも頭を下げて、集皇帝のご機嫌伺もしました。チャイナはしかし頼りにはなりません。

   アメリカの態度は変わっていません。あくまでも「リビア方式」をやるつもりです。北朝鮮から核のかけらもない状況にしてから制裁解除をするというのです。何の魅力もない北朝鮮に他の国は何を期待するでしょう。キム王朝そのものがなくなる可能性さえ出てきました。

   雑誌『正論』6月号で【金正恩追い詰められて嘘をつく…和平ムードのペテン】と言う特集が載っています。朝鮮半島統一などと言う、ほとんど実現不可能なファンタジーを、懲りずに思い込んでいるのでしょう。

 

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  産経ニュース・平成30年5月17日 付

    

        【阿比留瑠比の極限御免】
     日本「蚊帳の外」論は的外れ

 

   北朝鮮への融和的姿勢で知られる山崎拓・元自民党副総裁が15日、東京都内での講演で、北朝鮮問題について次のように語ったと東京発のロイター電で読み、既視感を覚えた。

   「日本が拉致問題にこだわれば、日米間で足並みがそろわないことがありうる」

   山崎氏は11年前、第1次安倍政権時の平成19年にも、拉致問題で進展がなければエネルギー支援は行わないとの政府方針を批判していた。米国の北朝鮮政策が転換したと指摘し、「バスに乗り遅れる」と訴えていたのだった

     山崎拓・元自民党副総裁=7日午後、東京都港区(佐藤徳昭撮影)

      山崎拓・元自民党副総裁=7日午後、東京都港区(佐藤徳昭撮影)


   3月28日には立憲民主党の辻元清美国対委員長が、党会合でこう語っていた。

   「大きな緊張緩和に向けて動き出そうとしている流れに、安倍晋三首相だけが『蚊帳の外』、日本政府だけが置いてきぼりになっているのではないか」

    

   北朝鮮問題で何かある度に、同じような顔ぶれが「バスに乗り遅れる」「日本だけが蚊帳の外だ」と言い出すのである。彼らには日本は、よほど主体性なく右往左往しているように見えるのだろう。

  「板門店には反対」

   だが、実のところはどうか。北朝鮮が対話を求めてきたのは、日本が主導、主唱した対北圧力路線を米国をはじめ国際社会が採用し、国連安全保障理事会の制裁決議に基づき対北包囲網を敷いたからである。

   「蚊帳なんてそもそも存在しない。むしろ、安倍首相がトランプ米大統領に話して北朝鮮問題は『こうやろう』『そうしよう』と言ってきたんだから」

   外務省幹部はこう憤る。トランプ氏が当初、米朝首脳会談の開催地候補として挙げていた韓国と北朝鮮の軍事境界線がある板門店を取り下げたのも、かねて安倍首相がこんな考えを伝えていたことが大きい。

   「板門店だとどうしても北朝鮮のペースになるし、日本のリエゾン(連絡調整係)も現地に派遣できないので反対だ。シンガポールではどうか」

  実際、10日の日米電話首脳会談でトランプ氏は、安倍首相に米朝会談を6月12日にシンガポールで行うと明かし、こう述べている。

    

   「安倍さんがこれまで主張していた方向になった」

   電話会談でトランプ氏は北朝鮮問題をめぐる日本の役割は重要だと指摘した上で、こうも強調した。

   「日本はビッグプレーヤーだ。これからもそうだ」 トランプ氏は4月18日の日米共同記者会見でも「拉致被害者が帰国できるようにできることは何でもやるつもりだ」と国際社会に表明している。これがどうして「バスに乗り遅れる」ことになるのか。

  中韓も協力の姿勢

   米国だけではない。5月9日の日中韓サミットでは、中国の李克強首相が中国内の抵抗を押さえ込んで共同宣言に北朝鮮が嫌がる拉致問題を盛り込んだ。

    

   また、このときの日韓首脳会談では、日頃は北朝鮮に融和的な文在寅大統領も、安倍首相に強い口調でこう約束した。

   「もしかして私を疑っているかもしれないが、私は国連決議に従って実施している制裁を勝手に解除することはない。信じてもらいたい。

   拉致問題でも、できることはすべて協力する」 一方、北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞(電子版)は6日、日本について「1億年たっても、(北朝鮮の)神聖な地に足を踏み入れることはできない」と批判する論評を掲載した。

   日本「蚊帳の外」論は、北朝鮮が追い詰められ、包囲網の一端を突き崩そうと試みるときこそ浮上する。(論説委員兼政治部編集委員)

 

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   リビア型の非核化、すなわち(1)情報機関による自由な査察、しかし日本は入れないなどと、まだリビア方式をキム三世は理解していない見たいです。(2)数か月で核、ミサイル、化学兵器とその製造装置などを完全破棄、ものによってはアメリカまで持ち帰ってそこで徹底的に壊す。

   (3)見返りは完全廃棄実現後まで与えない、実現させなければならない。そして全拉致被害者の一括帰国も絶対に譲れない。これをアメリカはボルトン氏を中心にやるというのです。ボルトン氏は拉致問題にとランプ大統領よりも前から、深くかかわっていたと言います。

   

   こうして冷静に見てくると無理な国家は、あるいは王朝は成り立たないという事を、独裁者は学ぶべきです。独裁者は民衆によって血祭りにあげられるのは、今まで何遍も見てきましたが、当然のことです。

   ここからはあくまでも想像だが北朝鮮はアメリカに向かって、火星13を打ち込み、さっさとロシアあたりに亡命するのではないかと言う筋書きですが。探し出されて、一年もしないうちに捕獲され処刑されてしまうでしょう。北朝鮮にはもうキム王朝など害あって益なしの存在でしょう。


  

 

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