相台万朗Sodaiブログ

和歌山からきて今は千葉県人に、東京銀座でウエスタンバンジョーの店を36年間やらせていただき、もっかしたずみしてます。

ディズニー (人物・連載―501)

2023年10月21日 | 経験・体験
銀座で店をやっていて、仕事も終え、ラーメンを食べようと、暗い狭い路地裏の先にラーメンの看板が見えた、すいませんあなたが最後尾のお客様ですかと尋ねたが、近視の私は、うなずいた様子だったのでその方の後に並んだ。

随分、色黒で毛深く猫背なお人だ。気がつけばいなくなっていた。あれは、ネズミだよ。誰かが教えてくれた。銀座のネズミは太っていてでかい。

 休みの日のこと、電車で親子の会話を聞いていたら。

パパー、ディズニーランドに連れていってよ。嫌だよ!ネズミがいるんだろう。ミッキーマウスだよ。お前ネー、マウスはネズミのことだよ。 

だって、ミッキーマウスは可愛いいスターだよ。ダンスも歌もうまい。そんなに見たいのだったら町の暗い路地裏に行けばあえる。

 あの臭いあの独特な透明な液をだして、きれいな提灯(ちょうちん)のような赤い花がお墓に咲いている。
昔は、人が亡くなられたら火葬をしないで土の中に埋葬していた。

今はほとんどが火葬で、法律で火葬しなければならないと決まっていないようだがどこか一部ではまだ土葬が残っているようだ。
 あの明るい赤の彼岸花を口にすれば、苦い。とてもとても食べられるしろものでもない。だから、山の獣たちの墓あらしを防ぐためにお墓に咲いていた。

  ディズニーは、絵の勉強を始め絵が動けば子供たちに夢をあたえられると、
そのためには新聞配達をしたり、さまざまな仕事もし苦い経験もしたようだが、映画の夢は諦めることはなかった。

私も絵を描かれればディズニーの弟子にもなれたのにと夢があった。

 あのドブネズミに帽子をかぶせ、靴を履かせダンスも歌もうたわせるともなれば、どんな声がいいのか、話す声も高い音質でいいのか、悩みも満載だ。

  お墓の骸骨をおこして、窮屈なところから出て頂いて背伸びをして脂肪分を多くとっていただいて、動きをよくしていただいて恋をする。

デートは勿論、ロマンティックなお墓でと、ドブネズミと骸骨にダンスもおつなものだ。

火葬は熱いから水槽と水葬が寒いから温泉葬と絵には夢がはじき飛ぶ。ディズニーは65歳で亡くなられている。ディズニーの夢は、私にも大きな夢を与えてくれた。



 漫画映画は子供だけだと思っていたが世界中の人に夢を与えてくれた偉大な開拓者だ。

 ある日、ディズニーが大切にしていたイチゴ畑をリスに食い荒らされた。するとディズニーは、
「イチゴは市場でかってくればいい。でも、リスは市場にでかけるわけにはいかないんだよ」

 昨今の熊の出現で、必死に戦っている動物と人間様、一時的に終わればいいがどしたものかディズニーに問いたい。
コメント
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