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古里の風

有料老人ホームの日ごろの様子を紹介致します

腰痛について

2021-06-16 | リハビリ
こんにちは!リハビリの中村です。

今日は腰痛についてお話です。

腰痛を持っている人は非常に多いと思いますが、この中で病院へ行って診断がつくものは約15%しかなく、大半の85%は非特異性腰痛という厳密には原因を特定することができないものとされています。

入居者様の中でもやはりこの非特異性腰痛を患っている方は多くいます。
ご高齢者の中に多い腰痛は、画像のような姿勢からくる腰痛です。


*古里の職員に忙しい中イラストを描いてもらいました。非常に上手な絵で分かりやすいと思いますが、敢えて解説をすると腰が曲がってる人の絵です。

写真のように、腰が曲がると重心が前に傾きます。重心が前に傾くということは、そのまま前方に倒れるか、背筋を収縮されることで上半身が倒れないように後方に引っ張って姿勢を保持しなければなりません。

この姿勢を保ち続けるために常に筋肉が収縮することにより、腰痛を患うパターンが多いです。

腰痛に限らずですが、痛い場所がある場合その部位に問題があるのではなく、別の部位の問題が波及した結果、問題部とは違う部分が痛むことが多いです。

上記の写真のようになる原因が筋力低下なのか、筋力を上手に発揮することができないのか、関節が固くなっていることが原因なのかと様々です。

なので治療としても、腹筋や大腿の筋力トレーニング、背筋や肩回りの筋肉のリラクゼーション、靴の変更など多岐にわたります。


問題を特定して、適切な治療ができるよう日々勉強です。
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田植え見学

2021-06-04 | リハビリ
こんにちは!理学療法士の中村です。

先日利用者様と施設の周りへお散歩に行ったら、ちょうど田植えをしていたので見学をしてきました!

ケアライフ古里の周りは田んぼに囲まれており、一つ一つの田んぼが大きいです。利用者様の皆様が口をそろえて「今はいいねー機械で田植えができるから。昔は手作業だったからこんなに大きい田んぼは大変だ」とおっしゃいます(*^^*)

昔と今・・・高度経済成長期を経て暮らしぶりが如何に違うかは言うまでもありませんね。

これから暑い夏に差し掛かりますが、涼しい朝や夕方に、なるべく利用者様とお外へ行きたいと思います。


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個別機能訓練加算について

2021-05-15 | リハビリ
こんにちは!理学療法士の中村です。

先日から色々な方法でご報告をしていますが、5月から個別機能訓練加算という加算を算定することとなりました。

内々の話ではございますが、私は4月まではエフビー介護サービス株式会社が長野市で運営するグループホームやデイサービス、有料老人ホームと兼務でケアライフ古里で働いていました。(週3日は必ずケアライフ古里にいました!)

5月からは新たに作業療法士さんが長野市の施設を巡回することとなったので、私は晴れてケアライフ古里の専属リハビリスタッフとなれたので、個別機能訓練加算という加算を算定できるようになったのです。

さて、この加算ですが、利用者様一人一人に対して目標を設定し、それを達成するプログラムを立てて実行します。それを書面にあらわしたものが個別機能訓練計画書というものになります。

計画書は最低でも三か月に一度は更新をしなければならず、更新のたびにご本人もしくはご家族様に計画書の同意を得る必要があります。

なので、ケアプランのように今後は計画書を郵送いたしますので、大変お手数ですが計画書の内容をご確認の上、よろしければ同意と返送をよろしくお願いいたします。


また、計画書ですが今回からは厚生労働省が作成した雛形を元に作成しています。この厚生労働省が作った雛形なのですが・・・あまり大きな声では言えませんが・・・あまり大きな声では言えないのですが・・・






見づらい!!!



字が小さい!!!




諸事情でこの雛形を使わなければならない理由があるので、泣く泣く使用することとなりました。皆様にはご不便をおかけしてしまい大変申し訳なく思っておりますが、ご理解・ご協力をお願いします。


皆様の手元にはまだ計画書は届いていないと思います。画像だけでも載せておきますので、良ければご覧ください。スマートフォンでこのブログをご覧の方は拡大もできると思います。

今後ともよろしくお願いいたします。


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天気痛とは!?

2021-04-07 | リハビリ
こんにちは!リハビリの中村です。

春は気温差や気圧の変化が大きい時期です。気圧の変化によって頭痛が起きることを天気痛というそうです。また、昔から春になると変な人が出てくるだとかもいいますよね。これも気圧の変化が関係しているそうです。

余談ですが中村は天気痛はもちろんのこと、長時間日光を浴びているだけで頭が痛くなります。軟弱です(´;ω;`)


さて、気象の変化によって起こる「天気痛」。その症状はその人がもともともっていた症状が天気に影響されて現れたり悪化したりするため、頭痛、神経痛の悪化、めまい、肩こり、首痛、腰痛、眠気、耳の症状、気分の落ち込み、うつ、不安症など多岐にわたります。

天気痛は、耳の奥にある内耳の気圧センサーが、気圧の変化を感知する際に過剰反応し、それによって自律神経のバランスが乱れて様々な不調を引き起こすことが原因であることが、これまでの研究から分かってきました。

耳のまわりの血行が悪くなると、内耳がむくんで過敏になり、天気痛を起こしやすくなります。そのため、天気痛が起こりそうな時は、内耳の血行をよくすることが、効果的な予防法となります。  

内耳の血行をよくするには、耳の後ろにあるツボ(完骨)のあたりに、ホットタオルや温かいペットボトルを当てると良いとされています。

もう1つの方法として、耳のマッサージもおすすめです。両耳を手でつまんで上下や横に引っ張ったり、つまんだまま回したりしましょう。さらに、手のひらで耳全体を覆い、後ろ方向に円を描くようにゆっくりと回したりもしましょう。耳と耳のまわりをもみほぐすことで血行がよくなり、内耳の状態の改善に効果があります。

マッサージは症状が出る前に行うのが効果的。予防にもつながるので、朝・昼・晩1回ずつ、まずは2週間から1カ月程度続けてみてください。
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杖の高さについて

2021-03-25 | リハビリ
こんにちは!リハビリの中村です。

今日は杖の長さについてお話をしようと思います。

街中で杖をついて歩いている人をよく見かけますが、正直に言います。



7割くらいの人は杖の長さがあっていません!!


杖や車椅子、ベッドマットレスなどを専門に扱う福祉用具専門相談員という資格を持った人や、病院などで杖を購入した場合は杖の長さを合わせてくれます。

しかし、家族が買ってきたり、貰い物で済ませている場合も多いと思います。この場合は何となくで調整をしたり、そもそも長さを調整せずに使っている場合が多いです。

また、杖はホームセンターや最近では100円ショップでも売っています。100円ショップのものやホームセンターでも安いものだと長さの調節ができないものがあるので気を付けてください。

杖の長さの合わせ方ですが、大腿骨の大転子というところで合わせると聞いたことがある人もいると思います。

しかし、この方法では加齢によって腰やひざが曲がっている人には不適切です。

どうすればいいのかというと、立って手を下垂させたときの手首の位置に、杖の持ち手を合わせてください。大体腕時計を巻く位置だと思ってください。

これが適切な位置です。この位置で合わせると、膝や腰が大きく曲がっている人だと杖の長さが40cm程度しかなくて、こんなに短くていいの!?と思うかもしれませんが、これでいいのです。

ケアライフ古里に入居されている方は私が調整しますが、ご家族で杖を使っている方がいらっしゃれば、調整も簡単なのでぜひ手首の高さで合わせてみてください。


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