こんにちは!リハビリの中村です。
今日は杖の長さについてお話をしようと思います。
街中で杖をついて歩いている人をよく見かけますが、正直に言います。
7割くらいの人は杖の長さがあっていません!!
杖や車椅子、ベッドマットレスなどを専門に扱う福祉用具専門相談員という資格を持った人や、病院などで杖を購入した場合は杖の長さを合わせてくれます。
しかし、家族が買ってきたり、貰い物で済ませている場合も多いと思います。この場合は何となくで調整をしたり、そもそも長さを調整せずに使っている場合が多いです。
また、杖はホームセンターや最近では100円ショップでも売っています。100円ショップのものやホームセンターでも安いものだと長さの調節ができないものがあるので気を付けてください。
杖の長さの合わせ方ですが、大腿骨の大転子というところで合わせると聞いたことがある人もいると思います。
しかし、この方法では加齢によって腰やひざが曲がっている人には不適切です。
どうすればいいのかというと、立って手を下垂させたときの手首の位置に、杖の持ち手を合わせてください。大体腕時計を巻く位置だと思ってください。
これが適切な位置です。この位置で合わせると、膝や腰が大きく曲がっている人だと杖の長さが40cm程度しかなくて、こんなに短くていいの!?と思うかもしれませんが、これでいいのです。
ケアライフ古里に入居されている方は私が調整しますが、ご家族で杖を使っている方がいらっしゃれば、調整も簡単なのでぜひ手首の高さで合わせてみてください。
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