こんにちは!リハビリの中村です。
前回の熱中症についてのブログの続きです。
この時期大事な水分補給について。
人間は恒温動物です。恒温動物というのは、外気温にかかわらず体温を一定に保つ動物のことです。(反対に外気温に比例して体温が変わる動物のことを変温動物といいます)
人間は外気温が暑い場合、それに伴って体温が上昇しないために汗をかき体を冷やします。汗はなめるとしょっぱいように、塩分が含まれています。もう少し言うと、人間の体液は0.9%の塩分濃度で調整されています。
さて、ここで大切なのが塩分です。水分補給で水やお茶ばかりを摂取するとどうなるでしょうか。
汗をかく
↓
体液が減る
↓
水を飲む
↓
体液が薄まる(濃度が下がる)
↓
発汗や排尿で体液濃度を元に戻そうとする
↓
【体液不足で脱水症】
上記の流れを自発的脱水症といいます。
塩分と水分を一緒に摂るには一般的なスポーツドリンクを摂れば間違いないと思います。また、水分補給に緑茶やコーヒーなどのカフェインが含まれたものを飲むと、カフェインによる利尿作用によってこちらも脱水症のリスクがあります。お気を付けください。