Bo-Bo-Rock

このページは、時間が前後しますが f-o-q の 備忘録 です。
昨日のことより、云十年前の方が鮮明だったりします。

冷戦終結端緒の日(5月28日)と勝手に命名

2022-05-28 03:00:00 | 現在過去日記
1987年5月28日、モスクワの赤の広場にセスナ機が強行着陸。

冷戦のさなか1987年にフィンランドのヘルシンキからソビエト連邦のモスクワまで、19歳の西ドイツ人マチアス・ルストが小型飛行機を操縦し、赤の広場に着陸した。

1987年、当時19歳のルストはハンブルクでセスナ172B型機をチャーターし、フェロー諸島、アイスランド、ノルウェーのベルゲン、フィンランドに着陸、5月28日、フィンランドのヘルシンキ・マルミ空港で燃料を給油し、ストックホルムへ向かうことを管制官に告げ離陸。
しかしルストは機首を東に向け、バルト海沿岸に沿ってモスクワへと向かった。
この日、ソビエト連邦の国境警備隊の休日であり、警備が緩んでいた隙をついて機体はモスクワまで妨害を受けずに飛行、戦闘機が追尾していたが、速度差が大きく度々見失った上に、1983年に起きた大韓航空機撃墜事件後のことであり、民間機である彼の機体への攻撃がためらわれ、交戦許可が下りなかった。5時間にわたるソ連上空飛行の後、ルストは機体をソ連の中枢であるクレムリンに隣接する赤の広場に着陸させた。着陸後のルストは直ちに逮捕された。

当時ソ連の改革を進めていたミハイル・ゴルバチョフ書記長はこの事件を好機ととらえ、グラスノスチやペレストロイカに反対していたセルゲイ・ソコロフ国防相及びアレクサンドル・コルドゥノフ防空軍総司令官を解任した。
そのため、ソビエト指導部がわざと見逃したという陰謀論までささやかれた。
この事件を契機に党に対する軍の優位が揺らいだことから、この事件が冷戦終結につながったとする論調も見られる
「軍関係者約300人が解任」
事件の責任をとらされて、セルゲイ・ソコロフ国防相とアレクサンドル・コルドゥノフ防空軍総司令官以下、約300名の軍関係者が解任された。
ルストは、禁固4年を言い渡されたが、432日服役したところで、恩赦を受け、帰国。
裁判でルストは、飛行は「平和を呼びかけるため」と陳述していた
「西側最強の兵器」
というジョーク。ソビエト国防相を始めとする上級将校、高級将校を大量に更迭させたことによるもの。なお赤の広場に着陸した5月28日は現在もロシアで国境警備記念日になっている。
「シェレメーチエヴォ第3空港」
冷戦のさなかだけに、この事件は世界を驚かせ、ソ連の軍当局は面目丸つぶれの形となり、赤の広場には、「シェレメーチエヴォ第3空港」という自虐的なあだ名がついた。

第2のルストがでるかもね。今日あたり

5月28日生まれ「 八百万 作曲家 」
1940年:筒美京平(作曲家)
1960年代後半のグループ・サウンズ、その後は歌謡曲、アイドル歌謡曲、J-POP、『サザエさん』に代表されるアニメ主題歌等、幅広いジャンルにわたり多数のヒット曲を世に送り出した、昭和後期から平成期を代表する職業作曲家。日本レコード大賞受賞曲、多数
いしだあゆみ『ブルー・ライト・ヨコハマ』 ハタチの頃
尾崎紀世彦『また逢う日まで』 爽やかな声色の頃
ジュディ・オング『魅せられて』 華麗というにふさわしい
岩崎宏美『ロマンス』 17歳「天まで響け」
太田裕美『木綿のハンカチーフ』 「華やいだ街」と「木枯らしのビル街」 の対比にじんわり
等々は、言わずもがな
個人的には外すことができないのは、当時「筒美京平の秘蔵っ子」 といわれた
平山三紀真夏の出来事(BUT WE'RE PART NOW! )』 なんて個性的なボイス


5月28日の誕生花:「 ベロニカ(瑠璃虎の尾) :名誉 」
花言葉:名誉
「名誉」は、キリストが十字架に向かうときに女神ベロニカが血(汗)をぬぐったことから
和名:「ルリトラノオ」は花の色と形状から
英名:スピードウェル(Speedwell)
スピードウェルにはグッドバイという意味があり、すぐに散ることから
花数が多くわき芽も咲くので長い間観賞することが可能

では f-o-q