換気扇には定格時間があります。
□連続定格:ずっと使っても良いタイプ
□運転時間が制限のあるタイプ
⇒説明書に「24時間対応品ではありません」と書いてあります。
※1年間の運転時間がトイレ使用に2600時間だけなど、
違いは、
主にベアリング(軸受)です。
★換気扇の金額にも違いがあります。
では、
運転時間に制限のあるタイプを連続して回すとどうなるか?
⇒設計上の標準使用期間が15年なのに、2~3年で故障します。
★軸受が弱いので、油切れで固着するのです。
どの道、
ベアリングには寿命がありますので、
できるだけ1回の運転時間を短くすると、
長く使用できます。
問い合わせで、
「換気扇が回っていないようですが?」と連絡が入り、
見に行くと、換気扇の羽根が手で回しても回りません。
こうなると、換気扇全部の交換です。
★製品の取り扱い説明書を見ると、
『24時間対応品ではありません』と書いてある。
できたら、
24時間対応品ではない換気扇は、
消し忘れが無いように、スイッチで工夫します。
トイレの換気扇スイッチは、
★遅動スイッチの名称で、照明と換気扇を連動させます。
スイッチを切ってもしばらく回ります。
(25秒から8分程に可変可)
浴室の換気扇には、
★10秒から12時間に変更可能
ちなみに、
連続定格の換気扇は、回しっぱなしでも構いませんが、
ベアリングが消耗すると、
「ガラガラ」と音がします。
とはいえ、
「お客様に定格時間を確認してください。」というのも
難しいことです。
なにせ、
取り付けられた換気扇の取り扱い説明書しか
書いていないのですから。
⇒換気扇本体にも銘版にも記載がありません。
ある意味不親切です。
・・・・ 電管太郎【電】