高圧電気設備(6000Vで受電している設備)の電気設備は、
基本的に年に1回は、停電させて電気設備の総点検を行います。
これは、法律で決まっています。
停電をして、電気設備の状態を確認して復電します。
※時間的には、設備の大きさにもよりますが、
おおむね1時間から3時間ほど停電します。
テナントビルなどは、
各階のテナントさんに前もって
「〇〇月〇〇日の〇〇時から停電しますので、よろしくお願いします。」と
停電の案内と、停電に際しての注意事項を説明いたします。
◆各階全部回る場合もあり、結構しんどいです。
<注意すること>
★サーバー用などの常時電源が入のパソコンはシャットダウンしてください。
★電気的に弱い電気機器は、コンセントを抜いてください。
★停電中は、水が出ないです。
★エレベーターは使えません。
など、説明するのも大変です。
ここまでしても、
翌日、
『電話器が壊れました。』と
停電した事業場から電話がかかってきます。
【電】 :「ムムム・・・」(後処理が大変)
ちなみに、
停電した後で壊れる電気製品ベスト3
第3位:パソコン(いきなり電源喪失でOSが立ち上がらない)
第2位:電気製品の電源基板(入力100V⇒弱電用電源)
◆全自動トイレ ◆有線放送機器 ◆エアコンの基板など
・・・・・そして、堂々の第1位は、
第1位:古い自動電話交換機 (どーだ!)
? 色あせる程使い込んでいるのも、
しかも、そのほとんどは、メンテ契約無しの買い取り。
(せめてリース契約にすると、修理で困ることはありません。)
高圧の電気設備は、停電することを前提としております。
また、電力会社側でも、
状況によっては、停電も発生します。
停電で、電気製品が壊れるとは、
私自身も納得いかない話です。
・・・・ 電管太郎【電】