電管太郎

電気の事が大好きです。仕事もちゃんとしています。

神経を使う停電する電気点検

2014-06-05 20:18:00 | 電気事故・故障例

高圧電気設備(6000Vで受電している設備)の電気設備は、

 基本的に年に1回は、停電させて電気設備の総点検を行います。

  これは、法律で決まっています。

停電をして、電気設備の状態を確認して復電します。

 ※時間的には、設備の大きさにもよりますが、

   おおむね1時間から3時間ほど停電します。

テナントビルなどは、

 各階のテナントさんに前もって

  「〇〇月〇〇日の〇〇時から停電しますので、よろしくお願いします。」

 停電の案内と、停電に際しての注意事項を説明いたします。

Annnai

   ◆各階全部回る場合もあり、結構しんどいです。

<注意すること>

   ★サーバー用などの常時電源が入のパソコンはシャットダウンしてください。

  ★電気的に弱い電気機器は、コンセントを抜いてください。

  ★停電中は、水が出ないです。

  ★エレベーターは使えません。

    など、説明するのも大変です。

ここまでしても、

  翌日、

  『電話器が壊れました。』

   停電した事業場から電話がかかってきます。

  【電】 :「ムムム・・・」(後処理が大変)

ちなみに、

 停電した後で壊れる電気製品ベスト3

  第3位:パソコン(いきなり電源喪失でOSが立ち上がらない)

  第2位:電気製品の電源基板(入力100V⇒弱電用電源)

        ◆全自動トイレ ◆有線放送機器 ◆エアコンの基板など

    ・・・・・そして、堂々の第1位は、

  第1位:古い自動電話交換機 (どーだ!)

     ? 色あせる程使い込んでいるのも

      しかも、そのほとんどは、メンテ契約無しの買い取り

    (せめてリース契約にすると、修理で困ることはありません。)

高圧の電気設備は、停電することを前提としております。

 また、電力会社側でも、

  状況によっては、停電も発生します。

   停電で、電気製品が壊れるとは、

    私自身も納得いかない話です。

                         ・・・・ 電管太郎【電】