ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

南イタリアを歌う①

2010-04-16 01:45:51 | 歌を詠む
南イタリア紀行(2010.03.17-24)②

案の定(笑)、毎日イロイロなことが起こりまして
なかなか南イタリアのことが書けませぬ。
忘れないうちに旅の印象(一部の都市ですが)を
短歌にまとめたものだけでも 記しておきます。   <…続く>



小船にて糸を操る男をり波のまにまに水鳥光る (ナポリの海岸にて)



ふるふるとティレニア海にミモザ降りメドゥーサの髪碧に輝く (カプリ島にて)



地下鉄を掘るや遺跡の現れて街の観光名所となりし (ナポリにて)



オレンジの段々畑にたわわなり海を臨みてカーブを曲がる (アマルフィ海岸にて)



イタリアの春はレモンの色で開け甘き香りが路地裏起こす (アマルフィにて)



路地裏で洗濯物がはためきて肥えたマンマのエプロン眩し (アマルフィにて)



トゥルッリとふ三角屋根が立ち並ぶ石の住宅おとぎの国よ (アルベロベッロにて)



窓辺には色とりどりに植木鉢一足先に春を呼び込む (シチリア島・タオルミーナ)



ヨーコさんシチリアに嫁し三十年海と遺跡に囲まれ笑ふ (シチリア島・アグリジェント)



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3 コメント

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Unknown (アルキメデス)
2010-04-16 17:39:11
ミモザの花ひとつが、大きいですね。
旅の写真を見ながら歌を作ったのでしょうか。
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肥えたマンマになりそうな (ぷりん)
2010-04-17 17:09:07
いやぁ、すてきな南イタリアの旅行でしたね。
歌もたくさん、おつくりになって。。
特に好きなのは。。。
ミモザと海とメドーサのお歌!
メドゥーサが、とっても美人に感じられますね。
レモンの香りに起こされる路地裏もすてきだわ。
ざわめきが、軽やかに聞えてきそうです。
目も舌もますます肥えたマンマになってお帰りになったのね。
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Unknown (kikkoro)
2010-04-29 09:55:38
・アルキメデスさん
旅の途中でメモしていたものや
写真を印刷しながら思いつくままに
一気に作った九首です。
またゆっくり思い出しながら作りたいものですが…
(できるかしら???…笑)

・ぷりんさん
旅の歌は写真を添えるとぐっとイメージが高まりますね。
目も舌も体も肥えたマンマになってしまって…(涙)
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