ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

萌黄の染紬+萌黄の綴

2011-05-24 01:18:38 | きものがたり
110522.sun.



続けて着物の日。
大船・鎌倉芸術館にて朗読歌会。

草木染めの真綿紬。
花をかたどった中は格子柄。
ということは、もともと格子に織った紬を
絞って抜染し、その上に萌黄色をかけたという
大変手の込んだもの…のようです。(聞いた記憶では)

帯は同色・萌黄色の綴れ名古屋の八寸。
紫色のとんぼ玉の帯留。

この上に、薄物の濃紫の長羽織。

  <水浅葱 青磁 百緑 柳色 五月の風に色をつければ>


萌黄色はちょっと春っぽかったかな。
が、胴抜きで仕立てたので、この時期、楽なのです。
毎年ついつい出番が多くなります。

雪輪染紬+牛献上

2011-05-24 01:04:43 | きものがたり
110521.sat.



先週のお茶会以降、ようやく着物モードに戻りつつある。
2か月ぶりにAQ歌会。
千總の染紬は縞に雪輪。
衽(おくみ)と前身頃にわたって、雪輪をずらして仕立てたため
どうかすると(?)蝙蝠に見えたりもする。
で、蝙蝠の帯留を。
(着物通のS嬢にさっそく指摘されました。わかる人にはわかるわねえ・・・笑)

この時期の帯は軽いのが一番。
というわけで、博多献上。
しかも、年女のときに衝動買いした干支献上です。


牛とミルク缶と牧草と四葉のクローバーが織り込まれています。
まあ、密かな遊びですね。