ペーパードリーム

夢見る頃はとうに過ぎ去り、幸せの記憶だけが掌に残る。
見果てぬ夢を追ってどこまで彷徨えるだろう。

ぺロアのラブリー帽子 B

2010-01-21 01:04:31 | 帽子の小部屋
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クラッシュベロア(ホワイトゴールド)Aの飾り違い。
闘病中のKちゃんから頼まれたもの。
このタイプは、私自身も闘病中に愛用していたこともあり
そういう需要も多いので、被る方のイメージに合わせて
トリミング(飾り、コサージュなど)を考えるのも楽しい。

「相笠昌義展―日常生活―」

2010-01-21 00:48:59 | 美を巡る
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損保ジャパン東郷青児美術館へ
「相笠昌義展―日常生活―」を見に行く。

始まって間もないからか、
雨がちらつき始めた夕方だったからか
観客はパラパラで、会場は監視員のほうが多いくらい。

昨年70歳を迎えた相笠氏の自画像と
芸大受験に失敗したときの18歳の自画像が
我々来場者を見つめている。

彼がテーマのひとつとしてきた「~を見るひと」シリーズに
私たちも題材としてここに存在するかのような気分に
しょっぱなから思わせられる不思議さ。

相笠氏が描く人物はみな陰がある。
陰というより、無表情なのだ。
街の交差点や駅、公園、動物園など、
どこにでもある日常生活の一瞬を止めてしまったかのような、
彼のシニカルな観察眼を通して描かれる情景の重量感が
次第に心地よくなってくる。
なぜだか絵の中の子どもたちの表情だけは明るく
何度かその場所に足を戻したくなった。