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(アニメ)メイドインアビスの制作陣を調べたら高クオリティに納得した件

2017年09月24日 | アニメ
録り貯めた2017夏アニメから発掘したメイドインアビス。素人目にも明らかに他のTVアニメとは違う出来栄えだった。綺麗で存在感の有る背景、非常に安定した作画、原作に忠実かつ丁寧なシナリオ。
個人的に制作スタジオとかクリエイターにあんまり興味は無いんだけど、やはり作品が第一な為。しかしメイドインアビスに関しては興味が湧いた為wikiなどで調べてみた。

最近のクオリティの高いアニメと言えば、大手プロダクションから独立・設立されたスタジオ制作の作品が多い。TORIGGER(ガイナックス)の気合いと根性のキルラキル、david production(ゴンゾ)の独特な原作絵を自由自在に動かしたJOJOシリーズ、甲鉄城のカバネリ、witstudio(Production l.G)の進撃の巨人。

メイドインアビスはキネマシトラスというスタジオらしい。wikiを見てみると
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/キネマシトラス

Production I.Gの制作出身でボンズの制作デスクであった小笠原宗紀が、2008年3月に同じくProduction I.G出身でバンダイビジュアルのプロデューサーであった松家雄一郎、演出家の橘正紀、フリーアニメーターの新井浩一らと共に設立した。その後、取締役であった松家は退社し3Hzを設立、とある。
作品リストを見ると、ご注文はうさぎですか??やばらかもんなど。

ばらかもんは個人的にヒット作だった。

アニメ制作はどれだけ優秀な現場が揃うかどうかなのでそれぞれ見てみる。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/メイドインアビス

監督:小島正幸
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/小島正幸
代表作に『あずきちゃん』『花田少年史』『MASTERキートン』『MONSTER』など。

個人的に気になったのは2003年にTEXHNOLYZEの作画されてますね。バイオレンスで閉鎖的な世界観が好きな作品。

脚本:倉田英之
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/倉田英之
作品リスト
『魔法少女プリティサミー』
シリーズ構成『R.O.D -READ OR DIE-』
シリーズ構成『おれの妹がこんなに可愛いわけがない』
シリーズ構成『サムライフラメンコ』
シリーズ構成・脚本『DRIFTERS』

脚本:小柳啓伍
作品リスト
設定/制作『Angel!beat!』
制作/脚本『花咲くいろは』

キャラクターデザイン:黄瀬和哉
沖浦啓之、西尾鉄也とならびIG作画三大神と呼ばれる程のアニメーター。
古くはキャプテン翼、シティハンター、不思議の海のナディア。そして作監としてTVシリーズ新世紀エヴァンゲリオン、旧エヴァ、シト新世、Air/まごころを君に。

凄い重鎮な方揃いですな、、
さらに、、、

美術監督:増山修
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/増山修
2001年以降のスタジオジブリ作品の多くで、背景美術を担当したことで知られる。
作品リスト
『千と千尋の神隠し』、『崖の上のポニョ』、『魔法少女まどか☆マギカ』

あれ?背景にジブリを感じる、、って思って、でも感想として在り来たりすぎて?レビューには書かなかったけど、実際に元ジブリの方だった、、
あのアビスの独特な光と空気感、重みは深夜アニメ枠ではめったに見れないと感じる。

一体アニメ業界ってどうなってるんだろう。
制作が間に合わず放送遅れなんてことが起きて、アニメ業界は慢性的な人不足で長時間労働で終わりが近いなんて言われてる。
しかし、突然メイドインアビスのような作品が現れる。
大人な事情も有るんだろうが、、制作力や人、資金に偏りが有るのかなって思う。あるところには有るし、無いところには無い。作品を選んで作れるスタジオと、火事場操業で選ぶ暇など無いスタジオ。
そしてクリエイター同士の繋がりで仕事がまわっているということ。作品に人が集まるということなのかな。
昔、アニメスタジオの聖地に近い練馬区井荻に住んでいたことが有る。近所にはボンズやサンライズが有った。夜定食屋に行くと、アニメ関係の方が多く、横で聞き耳を立ててると、〜さんが〜でどこどこの何に参加して、、みたいな、普通のサラリーマン以上に、人の話をしてたのが印象的だった。
Production l.Gにはオリジナルアニメを専門に扱う課が有ると聞いたことが有る。
大手から独立した若いスタジオは作りたいものを作るために設立されている。 やはりアニメ業界にはまだ力が有る。 中心世代はやはり大手プロダクションの設立にも関与している60年代生まれの50代と、その1つ下の40代だろうか。
どこも同じだけど、世代交代が今後の鍵なんだろうか、、

メイドインアビス製作委員会
(KADOKAWA、Cygames、竹書房、キネマシトラス、AT-X、ソニー・ミュージックコミュニケーションズ、鐘通インベストメント、グローバル・ソリューションズ、角川メディアハウス)

これを見るとやっぱりKADOKAWAの繋がりも有るんだろうか。

スタジオ代表兼プロデューサーの縁により独特でコアなファンを持つ監督・脚本家のタッグを中心に、作品の質を格段に底上げする重鎮クリエイターとジブリ出身の若手精鋭。。。って感じ?
人材集めについてはプロデューサーの力が大きいのかもしれない。

細かいところまで解説出来ないけども、、ならこんなエントリー立てるなって話だが、なんとなくメイドインアビスのアニメのクオリティに対する疑問が薄れた気がする。

そして決して悪い意味ではなく原作在りきだという可能性も有るのかなって思う。 作品に人が集まったという可能性。 クリエイターの感性を揺さぶる何かを持っていたのではないだろうか。

出身母体に関わらず、白羽の矢が立ち、アニメとして価値のある作品が作られることはアニメファンにとっても歓迎である。本当に。