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相棒CBR1000RR (SC59)でのツーリングや色々
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最近の仕事は綱渡りと穴埋めであると気付いた件。

2019年03月23日 | 仕事
最近の僕の仕事は綱渡りと落とし穴を探すことである。仕事を依頼する客が遮二無二狂ったように穴を掘りまくるので、自分と会社が落ちないようにしっかりと見張って穴を埋めたりしている。
埋められないと判断した深い穴は、その上にロープを張って綱渡りをしながら、その先にある新しい穴を埋めにいく。
最終販売先まで2社経由する仕事をしてるんだけども、4人くらい客として登場人物がいる。
そのうち2人はひたすら穴を掘っていて危ないことこの上ない。。大体Aが掘った穴をBが見つけるんだけど、Bは埋めてるつもりで実は穴掘りしている構図。そこ掘られてますよって突っ込むのが僕の毎朝の日課である。
どうすればあんなに穴を掘りまくれるのか、不思議でならない。
その様子を見て最終販売先のバイヤーが激怒しており、Aがこっぴどく叱られる話は無視している。メールCCで、穴が深いようなら私も考えなければなりません。とのこと。
ちょっと待って、、考える前に穴に落ちるんだこっちは。高みにある高級マンションで穴を監視するのはいいが、こっちは綱の上なんだ。
Aに対してはその穴は埋められないんだ、すまんって感じである。ていうかその何でもかんでも共有する的なCCは超大手だけでやってほしい。綱の太さが軽く10倍以上は違うのである。
先日、Aにあまりに大きな穴を掘られてしまい、埋めてはみたが埋まらず、片足がハマった。今度会社にきてもらって穴を埋めてもらう予定である。そもそも穴掘りしたり埋めたりしている現場は大きな穴の中の話なのである。。

穴を掘るのは客だけじゃない。
海外の工場にいる穴掘り名人も忘れてはいけない。どちらかといえば近くにいるので、自分がハマるのはこっちの穴だ。
名人ともなると、そこを掘ったら火山が噴火したり間欠泉が吹き出るような穴をノールックで高速で掘る。気付いた時には埋めるどころの話ではないのだ。
名人は先輩にもこっぴどく叱られているが、一向に穴掘りをやめようとしない。穴を掘るなと電話で言われながら片手で穴を掘るという、高等技術の持ち主で、業界歴は驚異の10年。その国じゃその仕事、5年でベテランの域である。
ちなみに穴に気付いて自分で埋めた後、穴が空いてました!埋めました!あっちの穴どうしましょうか?って言ってくる玄人もいるが、稀である。どちらかと言えば僕の担当は名人が多い。

4月になったら穴埋め要員が追加されるらしく、僕は名人とおさらば出来るようにしてもらう予定。上手くいけば。片手で穴を埋めながら片手で綱渡りするのも緩和されて、せめて綱を用意する時間や、穴掘り用の高性能な道具の準備が出来るようになれば、、
要は残業が減るという仕組みである。

メーカーというのはこんな仕事なんだなと。
ちなみに穴の話はメーカー歴15年以上の先輩方と同じイメージを持っていて驚いた。

先日、同じ服飾学校卒の先輩の話が確信を突いていて全力でうなづいていた。
別に大学出てなくてもアパレルは出来るけどさ、大学とかそういうの関係無いんだよね。なんか人としてどうなのかって、ほんと基本的で根本的な部分でやべぇ登場人物をシャットアウトする仕切りが欲しいよね。
って感じ。要は穴を掘りまくるやつは最初から退場してくれってことである。