
昨日ふらふらと秋葉原のヨドバシカメラに行って買ってきました。富士のXマウントにニコンFマウントレンズを装着するマウントアダプター。絞り環が付いていて、絞りがCPU操作のGレンズも使える優れもの。
K&F CONCEPTの物。¥4,300くらい。
何故これにしたかと言うと、、以前ネットでレビューを見てなかなか良さそうだったから。実際に店舗で実物を確認してみると、作りがしっかりしているのでそのまま購入。

比較はやはり日本製のレイクォールの品。レイクォールだと¥20,000くらいする。
2つを並べて店に有ったX-T2に付けたりしながら検討した。レイクォールが優れている点は2つ。まず絞り環に数字が書いてある。そして軽い。
しかし、装着時の安定感には差が無い。むしろK&Fの方ががっしりしていて安心感あるくらい。

ニコンのオールドレンズ、Nikkor-o.c Auto 35mm を付けてみた。70年代のレンズで、APS-Cのカメラで約52mmの標準レンズとして使える。ニコンらしくない芯が細く、柔らかい描写が好き。どこで買ったか覚えてないけど、ニコンOBの方が運営しているフォト工房キィートスでAi改造してもらった。ニコン一眼レフD-7000で定番レンズとして使っていたもの。
マウントアダプターで付けると、やや長い、、笑。

こちらはAi 50mm f1.4。こちらもフィルムカメラ用のレンズ。いつのものか分からないけど、モノクロフィルムでの写りが凄く良かった。
こちらは1.5cmくらい短く、まとまった印象。
今日はNikkor-o.c Auto 35mmを付けて浅草に試し撮りへ。



うん、普通に良い。期待通りの写り。
カラーはXFレンズで撮るよりも淡い浅い感じな気がする。なんか好きなレンズを富士フイルムのカメラで使える相乗効果が凄い。

解放f2でACROSにて。ニッコールらしいピント面のキレが素敵。

やっぱりXシリーズのフィルムシュミレーションとローパスフィルターレスのセンサーは良いね。

ちなみに無限遠が出てるかどうかについて。
出てない笑。
これはなんだろう、レンズが怪しい?という結果に。。
実はこのレンズ、鏡胴がややガタついてる。
で、本来この距離で無限遠F10にすれば、全面ピントが合うはずなんだけど、合わない。
仕方なく上の写真は、無限遠手前で建物にピントを合わせたけど塔の上までピントが合ってない。
てかこの距離で建物が無限遠じゃないのもおかしい、、?ちょっと他のレンズを試さないと分からんなー。

無限遠はあれだけど、描写は素敵。
こんな煙まで見たままに捕まえてくれる。


D7000で使うよりも、コントラストが高く出る。これはフィルムシュミレーションACROSの効果なのか、そして黒も凄く粘る。黒の中に黒、、までは言わないかもだけど、これがX-Pro2で安心してJPG撮って出し出来る所以かもしれない。


X-pro2を買ってから初めてのマウントアダプター、大満足だった。
写りが期待通りだったのはもちろん、マウントアダプターを付けた時のX-pro2の挙動も良かった。
EVFでピント面は色が付くような設定にしたところ、かなり使いやすかった。ちょっと暴れるけどAEも機能してる。
ピント合わせはスプリットイメージもあるみたいだけど、僕はあまり好きではない。
そして光学ファインダーもいける。XFレンズだとピントリングが回り過ぎて小窓の拡大図でピント見るのも大変で使えないという結果に。しかしマウントアダプターでマニュアルレンズを付けると、ある程度は手で焦点距離が分かるので、小窓もいける。
AEは暴れがちなので、SSはマニュアル操作が使いやすかった。久々にSSノブをガチガチ回した笑。
マウントアダプターの絞り環については、僕みたいにAiレンズ使うなら無くていいかな。。間違えて回すと絞り×2になってしまい、暗い写真になる。使い始めは気付かずに回ってることがあった。
普段使っているXFレンズ、35mm f2も癖の無い素晴らしい写りで使いやすいけど、やはりそれ以上に使い慣れたマニュアルレンズは良いね。
無限遠が課題なのと、もう一つ、XFレンズに比べてレンズが重くて水平出しが慣れないといかん。。一眼レフだとボディも重いから安定するけど、ミラーレスだとレンズを支えながらって感じ。もう少し短いプラスチック鏡胴のレンズだと安定するのかな。個人的には重いレンズの方が物として好きだけど。

それにしてもレンズの良さは前から知ってるとして、その相乗効果、X-pro2のポテンシャルの高さを見た感じがする。