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相棒CBR1000RR (SC59)でのツーリングや色々
趣味を楽しむブログです(^ω^ 三 ^ω^)

アーティストコラボアパレルと就活の進捗。

2018年10月04日 | 繊維業界の転職
今日も面接準備であちらこちらに赴く感じの1日だった。ふと思いついたファッションアパレル面接用の服の準備は、予算通りに全身揃った。
バナナリパブリックってGAPの子会社だったのねと、ファッション業界の一般教養も学びつつチノパンを買ってきた。ユニクロが買収したセオリーと比べて物が良いと思う。
丁度良いジャケットが無くて右往左往していたけど、上野にあるサンハウスに行ってみたところ、良い物が買えた。エンジニアドガーメンツと比較して、PBバーガスのツイード風コットンヘリンボーンの1枚ジャケットが良い感じだった。値段もバイイングの物より手頃。新感覚のセレクトのみならず、オリジナルの作り込みも日本製で素晴らしいと感じる、ヒノヤは。

店舗見学はメンズは完了したので、レディースを効率良くさくっとまわって終わりにしたい。もうかれこれ5店舗は行った。
念の為人材会社にも確認したところ、やはり担当ブランドは適正となる為、全般的に見てまわった方が良いとのこと。ブランド事業部制でないのは予想通りだった。仕入先ベースでもないのはちょっと安心。特定の素材・アイテムにおいて、何ブランドか横断して担当するらしい。
前職は仕入先ベースで担当者が分かれており、しかも直貿オンリーで本当に大変だった。

そして新しい求人を紹介してもらった。
多分、前にテーマパークのユニフォームの求人に応募したのを報告したからだと思う。ちょっと業態の違う、面白い求人がもらえた。
というのも簡単に言えば、アーティストとか芸能人のグッズメーカーの生産管理である。とある大手芸能事務所の子会社で、親会社専属や、他社のライブグッズやアパレルなんかも幅広く手がけている。
親会社から子会社、取り引き先までネットで調べたところ、かなり有名どころ、今若者に人気の高いアーティスト、クリエイターのグッズを手がけている。調べなくても、一瞬であれを作ってるのねと分かるグッズも有った。

全然ファッションから離れるんだけど、悪くないなと感じた。元々Tシャツは得意である。それこそグラフィックの素材さえ提供してもらえば企画も出来る。しっかりとデザイナーもいるから生産管理専任だけど、それはそれで好印象。
グッズ系の中小企業は沢山有って、転職サイトでもちらほら見てた。浅草橋の中国人が活躍してる会社とか、ユニクロと提携してTシャツ作ってる会社とか。そういった会社より、規模で抜きん出てると感じる。
貿易担当者がいるらしいので、自社で輸入手配までやっていると思われる。これもしっかりしてるなと感じる。生産管理としては、検品場から港に出荷した後バトンタッチ出来るのは心強い。

9年弱いたメンズアパレルの会社で、似たような仕事をやっていた。ライブTシャツ、アーティストコラボアパレルなんかである。
ビジュアル系アーティスト2
国内ロック系アーティスト2
海外ヘビメタ系アーティスト1
元サッカー選手の芸能人1
、、書き出したら意外に多かった笑。
アーティストコラボは、基本的にオリジナルアパレルと自社製品を着て広告に出てもらうのである。アーティスト側はライブ会場やwebで販売する。ウインウインな企画だった。全然知らないビジュアル系でも、直売イベント開いたら相手先の買取含め、1日で450枚も売り切ったから驚く。
特に印象的なのが、国内アーティスト。
何万人も入るライブで、製作したアパレルを衣装として着てくれるのである。そして驚いたのが、新しいPV見た時に、前シーズンでボツったサンプルを着てくれてた時。わりと時間かけた割にボツって、あーあ。。って感じだったのに、あれは嬉しかったな。プレス担当が本当に有能で、ビジュアル系から始まり、スタイリストとしてコネで大手事務所まで辿り着いた結果だった。
もう1つは海外アーティストに衣装提供した結果、気に入ってくれてワールドツアーで着てくれた。
サッカー選手の時はオリジナルブランドみたいな感じで製作した。オリジナルプリントも製作したり、7色展開のポロシャツ作ったり、大変だった。
これは多分求人の会社に近いやり方だと思う。

そういえば、僕がいたブランドに近い、若い子向けのとあるブランドが武尊の服作ってるってyoutubeで見たな。僕がやってたアーティスト相手と同じように、格闘家ともウインウインな企画なんだろうと思った。

アーティスト関連で言うと、ラルクのライブグッズを作ってる会社がOEMの営業で来たことがあった。やっぱり若い子向けのゾーン出身者で、パタンナーと組んで会社始めたと言ってた。有名アーティストになると、完全にコネ有りきになるので、グッズメーカーの新規参入が不可能に近いらしい。特にラルクなんかは自前主義だから、色々とやり取りが早いらしい。言うに及ばず、桁違いの枚数である。一回仕事しただけでとんでもない儲けになるらしい。

もう一つ驚いたのが、当時webショップの配送で取り引きしてた物流倉庫会社がライブのグッズを始めた。気付いたら競合?な会社になる時代だと感じた。GLAYのリーダーが倉庫まで来たらしい。いつのまにか専属?でグッズ製作してた。あそこもそういえば、所属事務所ともめて自前に切り替わったからだろうな。

音楽業界は大変だと感じた。
90年代はCDさえ売れればお金がまわったかもしれないけど、何百万も爆売れしたのは過去の話。今では10万枚売れたらスーパーヒットである。アーティストにとってライブのチケットとグッズ収益がメインである。色々と大変らしい。
実際に会社で関わったアーティストは皆コツコツとライブをやっていた。しばらくブログを毎日見てたけど、ライブの無い時はかなり地味な作業の連続で努力家である。
当たり前のように事務所にスタイリストがいてスーパーブランドばかり着せてもらえるアーティストは別として、知名度の低いビジュアル系なんかは自前で衣装を用意する。グッズも然り。
そういったアーティストとアパレルの零細が手を組む現場にいたことは色々と勉強になった。
彼らはアパレルメーカーが常日頃追い続けるトレンドとは無縁で、自身の感性で服を作るし、本業も感性で稼いでいる。これを強く感じた。

そういえばアーティストコラボ引っ張ってきてたプレス担当者も独立して、それ専門のアパレル会社作ってたな。今調子はどうなんだろうか。

求人票を読み込んでネットで検索した時に、関わる商品や仕事内容が容易に想像出来る求人は応募しやすい。