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映画館でアニメ観賞 TOHOシネマズ ららぽ船橋 『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ- Cadenza』感想

2015年10月12日 | アニメ


2015年10月3日公開『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ- Cadenza』

公開から1週間ちょっと経ってましたが見てまいりました。

これ!これが見たかった!と言いたくなるような最高の仕上がりでびっくりしました。

テレビシリーズから一皮も二皮もむけた完全新作の映像・音響共に高いクオリティーの艦隊戦、王道を地でいく素晴らしいストーリー展開から感動の余韻をしっかり残すラストまで、素晴らしい作品でした。

制作陣の本気が随所から感じられる。もう終始アドレナリンが大量に出てましたね。。


ど、、ドリルきたぁぁぁぁ!!!!

見てる人、みんな思ったのでは。。

マグマ採掘用ボーリングと、、劇中で一言もドリルって言わないところは粋だし、アシガラが「超かっこいい!」なんてはしゃいでるのが面白い。。w

いやいや、本領発揮の特殊武器?やっぱドリルっしょ⁈ 最強でしょ? え?超重力砲? いや、ドリルだって!。

とか、制作陣の方の言葉が聞こえてきそうでした。。w まじで気合い入ってますよほんとに。

作る側が楽しんでるんだから面白く無いわけがない。 ドリル見る前も見た後も安心して楽しめました。


今回はたまたま行ったららぽーとのTOHOシネマズと、いつも行く新宿バルト9、2日連続両方で見ました。

やはり環境によって違いが有るんだなと思いました。


TOHOシネマズ ララポート船橋

スクリーンは小さめですが、輪郭くっきり目のシャープな画質。 最初は画素の四角が見えるのが気になりましたが、家庭用とは考え方が違うのでしょうか、映像は綺麗。
セルルックアニメの蒼き鋼においては、より手描き感が出ていて好感触でした。 音響はスクリーンサイズに合わせた広がりですが、音量高めで残響感・サラウンド音共に高いボリュームで調整されており、大迫力でした。 初見にしてはかなり満足出来た感じです。

バルト9
当館最大のスクリーン9で鑑賞出来ました。。
10m以上のカーブドスクリーン、このカーブがいいのかもしれないと今回気付きました。
最高ですね。 前回DCの時はスクリーン8で、音響が小さめでいまいちでしたが、今回はそんなことは無かったです。
TOHOシネマズと比べると映像はちょっと柔らかめです。 最初ちょっと気になりましたが、
エフェクトや光の表現に広がりが有り、これはこれで魅力的だなと感じました。
音響のサラウンド感は広大で、特にウーハーが素晴らしい。あのウーハーに慣れてしまうと、ホームシアターで幸せになれない。。。。w

音の厚みを感じた時にやっぱバルト9いいなぁと思った次第です。

恐らくは作品によって調整されるだろうし、どちらが良くてどちらが駄目ってことは無いと思います。



ストーリーに関して


霧の艦隊を止める為、ヤマトの妹ムサシを救う為、群像が願う霧と人間の対話を実現する為、自らの存在をかけて行動するイオナの姿にぐっときました。

群像の命が危険にさらされた時にも自分の命を削って助けようとした彼女が、存在の有無そのものをかけてまでムサシを止めようとした真意とは。。。

成すべき時に成すべき事をする。

彼女の心の中には群像がいて、同じように群像の中にもイオナがいる。ヤマトの人形だと言われても、ヤマトがいなければ自分は存在してなかったと気付いても、群像の船であることに変わりはない。

群像の船として何を成すべきか、彼女の下した最後の決意だったのかもしれません。 


揺れ動く彼女を支えたコンゴウの言葉。

自分でも気付かないうちに自分の支えとなっていた友人が、ただのプログラムだと知ってショックを受けて錯乱していた彼女。

「どこへ行き、どこへ帰るかは自分が決める。」この台詞が格好良かった。ぐっときました。

全てを受け入れて変わった。甲板に置かれたグランドピアノは、例え友人がプログラムだったとしても「自分が彼女に抱いた思いは本物である」ということを受け入れた証のように見えました。

その彼女が言う、お前の存在は消える訳が無い。 私の中にあるのだから。

自らが行動で示し、イオナの背中を強く支えて前を向かせたと思います。

コンゴウは登場するだけでも嬉しかったのですが、こんなに重要な役割まで担い、前作からは想像も出来ない言葉で変化をもたらす、、 涙腺が決壊しました。新衣装も超素敵です。




伝えたい事に芯のあるアニメ、心情がぶれない魅力的なキャラクター、前に進む意思を示すクオリティ。

TVシリーズから完結編となる本作品におけるまでの一貫した作品スタイルは、群像やイオナの意思とリンクして、見ている側にまで共感をもたらすような強い物語だったと思います。

変化を恐れてはいけない。生きている限り前に進まなくてはいけない。彼女達と俺達の選択は正しかった。。。

軍艦とは人の意思を乗せ実現する為の兵器。ただ使われるだけの現実の兵器とは違い、もしも兵器側が意思を持つ事が出来たとしたら、、、

人と兵器をつなぐものは、友情や愛情とも違う互いに欠けてはいけない絆なのかもしれない。

最後の群像の言葉「選択」とは、改めてこの物語の核となる部分を示していたように思いました。








入場特典色紙




TOHOシネマズでもらいました。翌日12日のバルト9では既に配布終了。。

通常版パンフレット