世話になった先輩が、突然訪ねてきた
先輩には
いろいろ世話になった
こんなにもと
至らない自身の想いを
かなえる手助けをしてもらったのを覚えている
出会ったひとのなかでも不思議な存在で
会うと、ときがゆっくり進むような感覚がある
きょう、
先輩は前触れなく現れ
簡単な頼みごとがあってきたのだが
それは、すぐにすむ用件で
少し話して別れた
どこか、あっけなく
その簡単な用事より
せんぱいの仕草や気持ちが大きすぎて
いまだ、推し量れない後輩で
ときどき
去ってしまう
自身にとってそういう存在の人
何度か経験した
覚えた感覚
きょう、確かに目の前で
その姿を見送った
【期間】平原綾香「NOT A LOVE SONG」Music Video【限定】