薄暗い部屋の中、ふたりは立っている。
もたれ合う小枝のように、微妙なバランスで。
体のどこかを触らず唇だけを挟み込むようにキスをする。
下唇と上唇を交互に、ゆっくりと。
柔らかく時折軽く噛むように。
あなたは我慢できなくなって、背中に手をまわしてくる。
それでも何もしないと手首を引っ張り、手をまわせと急かす。
きっとこの後自分がされることが想像できるから。
そして、想像を超える何かを期待するから。
もたれ合う小枝のように、微妙なバランスで。
体のどこかを触らず唇だけを挟み込むようにキスをする。
下唇と上唇を交互に、ゆっくりと。
柔らかく時折軽く噛むように。
あなたは我慢できなくなって、背中に手をまわしてくる。
それでも何もしないと手首を引っ張り、手をまわせと急かす。
きっとこの後自分がされることが想像できるから。
そして、想像を超える何かを期待するから。