Eveの消しゴム防止観劇日記

宝塚大好き。チョン・ウソンさん好き。好きな舞台・映画を観た感想を綴ります。

宝塚星組『ロミオとジュリエット』感想

2010-07-26 18:27:24 | 観劇

つぶやきです
宝塚公演なのだから《宝塚》を見たいと思うのは駄目なのだろうか?

土曜日に行った星組『ロミオとジュリエット』、好評だと楽しみに行ったのだが‥‥
私の苦手な台詞をすべて歌で表現するミュージカルだった。
それもロック・ミュージカル
歌が上手な方ならよいのだが、騒音になってしまう可能性がある。
いや、そうなっている方もおられた
疲れた

何故、最近の宝塚はこのようなミュージカルを上演されるのだろう
(『虞美人』『トラファルガー』『ロミオとジュリエット』と連続
確かに宝塚“歌劇”なのではあるが‥‥

すべて歌で表現するミュージカルは“四季”や“東宝ミュージカル”に任せておけばよいのでは
ないだろうか?
感情を、ハートを込めて役を歌で表現するってとても難しいと思う。

今回、れおんちゃん(柚希礼音)、役としては若々しいロミオに作っておられた。
ただ、歌でロミオの心の伝わってきたかと言えば?が付く。感情が乗らない音階の歌。
(ごめんなさい
ダンサーなのだから素敵なダンスもしっかり見たかったわ

ジュリエットの夢咲ねねちゃん。私はこの娘役さんが苦手である
娘役さんというよりは女役さん。
背が高く身体が大きいってこともあると思うが何故か宝塚娘役特有の香りを感じない
おばさんっぽく感じる。宝塚でヒールを履かない娘役さんって
その上、お芝居が学芸会お歌・ダンスも微妙。身体の線の使い方が下手だなって思った。
16歳ジュリエットのピュアさが感じられなかった。
髪飾りも一考して欲しい(ホントにぼろくそゴメンナサイ

ティボルトかなめちゃん(凰稀かなめ)ビジュアルは良い。歌は上手くはないがハートは感じた。
押し出しはやっぱり弱い。

乳母の白華れみちゃんが救いだった。ハートのある歌い方で見ていて安心できた。

専科からご出演の一樹 千尋さん、組長さん(英真なおき)、涼さん(涼 紫央)、にしき 愛さんは安心して見ていられた。

「死」と「愛」の設定は素敵だったわ
(特に「愛」を演じられた生徒さんはダンサーなのか身のこなし、身体の線がとても美しかった

歌の練習も頑張って欲しいが、男役、娘役、女役を磨いて欲しいな~って感じた。
品のある舞台であって欲しい

8月は博多座に行かれるがご年配の方にこの公演は耐えられるだろうか?

今の宝塚のトップ娘役選定は演出家の先生方がしておられるのではなく、宝塚の本体である
阪急の重役さんがなさっておられるのかしら???
どの年齢層をターゲットに宝塚歌劇は進むのだろう?
老後の楽しみに“宝塚”は《宝塚》であり続けて欲しい
子供からお年寄りまで楽しめるキラキラした宝塚歌劇であって欲しい
「芝居」と「ショー」を見て2倍楽しめるワクワクする美味しい劇団であって欲しい

またまた、勝手言いたい放題、お許しくださいませ。