Eveの消しゴム防止観劇日記

宝塚大好き。チョン・ウソンさん好き。好きな舞台・映画を観た感想を綴ります。

ビブリア古書堂の事件手帖

2013-01-21 22:34:42 | 読書

先週から関西テレビ(フジテレビ)で始まった『ビブリア古書堂の事件手帖』。
第1話が夏目漱石の〝それから〟
随分昔、文学少女だった私としては〝それから〟の内容が「ちょっとだけ違うぞ?」と思いながらも面白く見た。

第2話は小山清〝落穂拾ひ〟
知らないわ。

次回からもいろいろな小説が題材になるのだろう。
楽しみだ!。

子供に聞いたら友人が持っておられるとのこと。
早速借りることにした。←買えば良いのにね~

テレビの感想としては何か‘紗’がかかりすぎ。
主演の剛力さんの滑舌が悪い。
言葉が大事な設定だと思われるのに…
台詞を大切に言って欲しい。
高橋克実さんが楽しみなのだけど…←やっぱりオッサン好き。

最後の音楽は何とかならないものか!
ネバーエンディングストーリーって!


2012年本屋大賞受賞作品   http://www.hontai.or.jp/history/index.html

2013年本屋大賞ノミネート作品 (五十音順) http://www.47news.jp/topics/entertainment/oricon/culture/122877.html
『海賊とよばれた男』百田尚樹(講談社)
『きみはいい子』中脇初枝(ポプラ社)
『屍者の帝国』伊藤計劃・円城塔(河出書房新社)
『晴天の迷いクジラ』窪美澄(新潮社)
『世界から猫が消えたなら』川村元気(マガジンハウス)
『ソロモンの偽証』宮部みゆき(新潮社)
『百年法』山田宗樹(角川書店)
『ふくわらい』西加奈子(朝日新聞出版)
『光圀伝』冲方丁(角川書店)
『楽園のカンヴァス』原田マハ(新潮社)
『64』横山秀夫(文藝春秋)


村上春樹著 『1Q84』

2012-08-23 23:06:50 | 読書

話題の書籍、村上春樹さんの『1Q84』。
遅ればせながら文庫で読み始めました。
6冊あって1冊目〈BOOK1 前編〉読み終わりました。

“1984”ではなく、『1Q84』
登場人物“天吾”と“青豆”のお話が交互に書かれています。
何処でその2つのお話が交わるのか?
とても興味深いです。

1984年、“天吾”も“青豆”も1954年生まれの30歳設定。
私の生まれた年も近いので親近感を持って読んでいます。

取っ掛りの1冊目だけでもパラレル・ワールドやオウム真理教を想像させるような宗教法人が話題にでてきます。
さて、どのように展開していくのか?
まだまだ先は長いですがとても面白く読めそうです。

PS   
2冊目(BOOK1 後編)はじめの章、13章で“天吾”と“青豆”が繋がった。
LOVELOVEも加わるのか?
私の、用事をそっちのけで読み続けてしまうという読書の悪い癖がでてしまいそうだわ~


『大往生したけりゃ医療とかかわるな』中村仁一著

2012-04-03 16:19:06 | 読書

何週間か前にワイドショーを見ていたら、今『大往生したけりゃ医療とかかわるな 「自然死のすすめ」』中村仁一著というベストセラーになっている本を紹介なさっていた。



テレビの中でも「繁殖期を終えた年寄りには、“がん死”が一番お勧めです。」とおっしゃっていた。
「自然死」とはいったいどのような死に様なのだろう?と興味があって購入した。
まだ、読み始めたところなので本題に入っていない。

昨今のテレビを見ていると何と化粧品とサプリメントの宣伝の多いことか‥‥
30分全部サプリメント紹介の番組もある。
下腹が気になってきているから「金時しょうが」のサプリメントを購入しようかと思ってしまうくらいだ。

人工的に長生きすることが、健康ブームがよいことなのか?と警鐘をならす本なのかしら?
少し時間がかかるかもしれないがじっくり読んでみようと思う。
主人のこれからの生き方(逝き方)にもかかわってくるから‥‥

PS
京都市は14時30分くらいにもの凄い雨(霰も混じってた?)が通過した。
皆様のところは大丈夫ですか?
今は時折強い風が吹くがお日様がでて、明るくなってきている。


宮部みゆきさん

2010-06-21 22:25:28 | 読書
家ではテレビばかり見ているから本を読むのはだいたいお出かけ時の電車の中。

久しぶりに本棚から引っ張り出してきて宮部みゆきさんの本を読んだ。
宮部みゆきさんの作品との出会いはまみちゃん(真琴つばさ)が読んでいるとおっしゃった
ことから。
短編集『地下鉄の雨』(1998年10月が第一刷)
宮部さんの作品を読んでいつも思うこと。
『平凡』に生きていることの幸せ。
普通に生きていても、いつ何時災難が降りかかってくるかわからない。
そういう題材を書いておられることが多いように思う。

『ムクロバラ』(骸原もとは六九六原という人名)という作品のなかに面白い表現があったので
電車の中で思わず笑ってしまった
「世の中、神も仏もありません」という言葉に対して、
「世の中、神も仏も確かにいる。だが、あんたが必要としている時には、みなさん、必ず休暇を
とっておられる」
確かにそうよね~~
神も仏も怠け者さんなのかしら?
神在月の10月に出雲大社にゆけば良いのかしら?

今日の宙組千秋楽、楽しかった
詳しくはまた書きたいな

おやすみなさい

辻 仁成『サヨナライツカ』読み終えました。

2010-02-14 14:29:10 | 読書


2001年1月が初版だから2000年の作品。辻 仁成41歳。

第二部『サヨナライツカ』そして『サヨナライツカ』を読み終えた
う~~んまた、う~~んって言ってる
この原作と映画は別物だわぜんぜん違う
もひとつ

この原作を映像化にするには確かに難しいかも?
登場人物が少なすぎる
舞台で言えば、沓子と豊のほぼ二人芝居。
妻、光子においては内なる心情の描写がない雛形に嵌ったような良妻賢母。
本の題名にもなり東垣内(ひがしかいとう)豊が結婚を決定した理由であり、
尋末(たづすえ)光子その人となりを表現する詩、『サヨナライツカ』。

いつも人はサヨナラを用意して生きなければならない

孤独はもっとも裏切ることのない友人の一人だと思うほうがよい

愛に怯える前に、傘を買っておく必要がある

どんなに愛されても幸福を信じてはならない

どんなに愛しても決して愛しすぎてはならない

愛なんか季節のようなもの

ただ巡って人生を彩りあきさせないだけのもの

愛なんて口にした瞬間、消えてしまう氷のカケラ


サヨナライツカ


永遠の幸福なんてないように

永遠の不幸もない

いつかサヨナラがやってきて、いつかコンニチワがやってくる

人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと

愛したことを思い出すヒトとにわかれる


私はきっと愛したことを思い出す

この詩を読んだ時、私はとても「寂しいな」と感じた。
この人(光子)はドロドロの中に入って行かない人、傷つくことを恐れる人。
いつの場合も自己をコントロールできる人。
『私はきっと愛したことを思い出す』というのはどんなに愛されても幸福を信じてはならないと思っているから自分からのみの『愛したことを思い出す』のではないかと‥‥

私は本の中で沓子が死ぬ前に豊と交わす会話が好きだ
若かりし昔を思い二人は
豊  「愛して」
沓子 「‥‥愛されたわ」
分かれる(別れるとしない)間際に
沓子 「愛しているわ」
豊  「愛している」        それは過去形でなかった。

私も死ぬ時に過去形でなく「愛しています」そして「ありがとう」と言って死にたい
「愛し愛されている」ことを思い死にたい

では、光子は不幸であろうか?
いや、幸せだったと思う。
豊の心の中を沓子が占めていても光子の尺度の幸せな人生を豊は与えていると思うから(『好青年』だから
離れていたとしても心が寄り添っていた沓子と豊は長い年月苦しかったかもわからないが幸せと思う
同じ時間を、時代を、生きるというのはそういうことではないかと思う。

映画は沓子と光子を遭わせた(会わせた)時点で原作を離れてしまったと思う
「きみの夢が好きだった」という沓子が豊を愛した訳のわからない理由をくっつけたり、その他もろもろの変更点があったとしても‥‥

行定 勲監督、大沢たかおで企画があったという。
行定監督だったらどのように原作を料理なさっただろう?
原作に忠実であるような気がする見てみたい気がした。

沓子の方が年上なのね。
出会いは沓子30歳過ぎ、豊30歳くらい。
死ぬのは沓子60歳を少し過ぎてから、豊は59歳の時(約29年間のお話)
中山美穂(に拘るわけではないが‥)で映画化するならもう少し若い時の方が良かったのではないだろうか?
大沢くんもちょっと年齢が‥‥
背が高くて30歳くらいの品行方正『好青年』??思い浮かばない~~
(小栗 旬くんはどうだろう?若い?)

映画をご覧になった方は良かったら是非、原作も読んで見てください。
辻 仁成さんの回し者みたいだ~~~(回し者ではありません
原作を読んだ後にまたDVDを見ても良いかもわからない
大画面は必要ないと思う
ある程度の年を重ねた人がいろいろ発見できる映画かもわからない

勝手解釈、長文、お許しくださいませ


『サヨナライツカ』を読んでます

2010-02-13 10:32:54 | 読書

早速、読み出した。
辻 仁成さんの文章は読みやすい。
昨日の夕方から読み出して第一部『好青年』を読み終えた

ぎゃ~~ん、なんじゃこりゃ~~状態だ
もったいないもったいない
こんな良い原作を中山美穂さんのプロモーションビデオにしてしまうなんて
ご主人、辻さんはこの作品で良かったのかしら?
沓子の捉え方がぜんぜん違う~~
肝心部分が変更されてる~~
沓子が恋を始めた理由設定が抜けている~~
大事な前半別れの部分の完結設定が違う~~
光子が作った『サヨナライツカ』の詩の使い方が違う~~
ぜんぜん違う作品として見たら良いのかしら?
でも、映画の前半最後の空港場面の沓子はシャッキーンとしていなく女々しかった
違うだろ~~違うだろ~~

第二部『サヨナライツカ』を読み終えてから書けば良かったのかもしれないけれど、あんまりなんで書いてしまったわ
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