カルマを果たす

皆さん、カルマという言葉をご存知ですか？
サンスクリット語の仏教用語です。
判りやすく『魂のDNA』とか表現される場合もあります。
つまり、前世から背負った業のようなもので、代々受け継がれて
いきます。良いカルマは恩恵をもたらしますが、悪い（負の）カルマは
災いをもたらすと考えられています。
誰もがそれぞれに負のカルマを背負い、それを解消すべく生まれて
きたのだと言われています。

しかし、積極的に負のカルマを果たす方法があります。
日本では禊（みそぎ）とも言われています。

それは、他人や社会のために救いをさしのべ尽くすことです。

自分が真に幸せになるためには、自分の負のカルマを
積極的に果たすことが必要だと言われています。

今日は何故、こんな話をしたかと言うと、
当院に通院してビタミンＣの点滴療法をされているガンのＴさんが
いらっしゃます。その方が、別のガンのＣさんを導いて来られました。
Ｃさんは当院に導かれて、とてもとても感激されました。
ＣさんはＴさんのことを女神様だといって、手を合わせていました。
Ｔさんは、とても嬉しそうでした。
それからといわけではありませんが、何かしら、Ｔさんの病状がよい
ような気がします。食欲も徐々に回復してきています。
このドラマをみて、Ｔさんは、他の人に希望を与え、カルマを
果たしたなと思いました。
病気のときには、つい自分のことばかりになりがちですが、そんなとき
こそ他の人のために、社会のために尽くすことが、ひいては自分の
カルマを果たすことになるんでしょうね。
今回つくづくそう思いました。