去る10月9日(水),国際NGOピースボートが運航する外国客船「オーシャンドリーム」が,
「世界一周の船旅」に向けて7月18日に横浜港を出港してから84日目,最後の寄港地となる石巻港に初寄港しました!
第80回となる船旅で,横浜港出港後,
ベトナム,シンガポール,インド,トルコ,イタリア,フランス,スペイン,ポルトガル,ジャマイカ,メキシコを周り,
石巻へと到着しました。
「オーシャンドリーム」をはじめ外国客船の石巻港寄港は今回が初めてとなります!
ピースボートは,国際交流を目的として1983年に設立されたNGOで,
アジアをはじめとする各地の人々と現地で交流するため長期の船旅「ピースボート地球一周の船旅」を開催しています。
また,ピースボートは東日本大震災発生直後の3月17日から石巻市を中心に支援活動を始めました。
現在も災害ボランティアセンターを運営し,地域の社会福祉協議会や他の団体などと連携しながら支援活動を行っています。
この「オーシャンドリーム」寄港を歓迎し,石巻港大型客船誘致協議会が主催する,
「ウェルカムフェスタ2013~オーシャンドリーム歓迎~」が開催されました!
この協議会は,石巻市・東松島市・女川町・松島町の2市2町が設置し,
震災後の全国からの支援への感謝と復興への取組にもつながる,大型客船等の寄港誘致に力を入れています。
さらに港湾の活性化を目指すとともに,寄港した大型客船等の乗員乗客のみなさんを“おもてなし”するため,「ウェルカムフェスタ」を開催しています!
今年度はこれまでに,「ふじ丸」(5月),砕氷艦「しらせ」(8月),「ぱしふぃっくびいなす」(9月)
が寄港し,地域の皆さんと一緒に,歓迎イベント「ウェルカムフェスタ」や「港湾感謝祭」を開催してきました。
☆大漁旗でお出迎え!
この日は風がとても強かったおかげで,大漁旗が力強くなびいていました!
デッキにはたくさんの乗客の方々が!
約3ヶ月ぶりに日本へ帰ってきた皆さんは,岸壁からの「おかえり-!」の声に,「ただいまー!」と大きな声でこたえてくれていました!
☆歓迎セレモニー
協議会副会長である阿部秀保東松島市長。
「震災で甚大な被害を受けたが,いただいた温かいご支援で徐々に活気を取り戻しつつある」と歓迎の挨拶。
今回の「世界一周の船旅」は,NGOピースボート設立30周年の記念クルーズでもあり,
400年前に石巻市月浦から出帆した慶長遣欧使節船「サン・ファン・バウティスタ」が辿ったイタリアやスペイン,メキシコなどを訪れ,最後に石巻へ寄港しました。
そしてこの記念クルーズのプロジェクトとして,世界各地の人々へ東日本大震災の経験や教訓を伝えるために,
石巻圏域から2名が石巻ユースアンバサダーとして乗船していました!
アンバサダー:石巻市出身「高橋さやか」さん
アンバサダー:女川町出身「崎村周平」さん
こちらの崎村周平さんはデザイナーであり,今回の船旅のなかで寄港した先の人たちによって被災地へのエールなどが書かれた布500枚を縫い付けてデザインした大漁旗を船に掲げていました!
たくさんのメッセージが縫い付けられていて,被災地石巻地域への力強い応援メッセージとなりました!
そして前回(9月10日)「ぱしふぃっくびいなす」寄港に続き,式典の最後に,
「奥州・仙台おもてなし集団 伊達武将隊」による演舞が披露され,会場を盛り上げました!
乗客の皆さんと一緒に,むすび丸課長も迫力ある演舞に見とれていました!
乗員乗客の皆さんをおもてなしするために,仙台・宮城観光PRキャラクターのむすび丸が駆けつけました!
☆特産品でおもてなし!
石巻市・東松島市・女川町・松島町の各地域の特産品の販売が行われ,
乗客をはじめ,たくさんの方々が買い物を楽しんでいました!
石巻専修大学では,今回もサバだし焼きそばが振る舞われ,行列ができていました!
なんと伊達武将隊もサバだし焼きそばを作り,皆さんに振る舞っていました
ホタテ焼きのふるまいコーナーでも長い行列ができ,賑わっていました!
みなさんホタテの大きさに驚いていました!
伊達武将隊のみなさんは,お話や記念撮影を通して会場のみなさんをおもてなししていました!
さらには特産品と慶長遣欧使節出帆400年記念のこともバッチリPRしてくれました!
☆伝統芸能披露でお見送り!
寄港への感謝と帰着港である横浜港までの無事な旅路を祈って,出港セレモニーが開催され伝統芸能が披露されました。
渡波獅子風流塾の獅子振りなどが披露され,最後まで石巻を楽しんでいただけるよう盛り上げました!
(haru)
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