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映画紹介<苦役列車>

2018-04-13 01:53:20 | 雑記の宿
苦役列車
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 原作、西村賢太さんの私小説からの映画作品。


 内容をどのように紹介すればいいのか?僕が観て思ったことは。



 ここは人工的に作られた堤防です。



 主人公は人工的に作られた東京の水路に暮らすことになりました。天然にできた水路ではありません。
(天然をググったらウキベディアでは天然のことを天然ボケの略だそうです)
(わざわざ書き込んだやつ、バカじゃねーのって思った)

 人工の水路で生物が生きていけるとすれば、カエルぐらいでしょう。投げ込まれた魚類だとしたら、長く生きてゆくには不可能な人工水路。

 主人公はカエル。

 15歳から19歳になるまで、カエルのように人工水路で生活してたんだろうと思いました。カエルは、自分の意志で天然の土のあるところから、ここの水路に飛び込める。あとは飛び交う虫などをエサにし、その日暮らしが可能だから・・・



 人間の歩道を歩けないでいた主人公。
 主人公が住む水路の側には、歩道はあるが見るからに窮屈。歩道の世界が窮屈に感じたのか?主人公と同い年の人間が、人工水路に訪れ主人公と友達なった。



 主人公と友人関係になり、主人公は友人の頼みで好きな本屋の女性と知り合いになれた。主人公が住む環境は、手助けがないと生きていけない世界。

 あるシーンで尿瓶を使う場面があるのですが、それが主人公が置かれてる立場の苦役としての象徴だと感じました。



 遠くに見える管理システムの世界。



 その狭間を歩く人間達。カエルになった主人公。

 カエルになった主人公を心配したり、気にかけていた友人がいても、主人公は人間の世界がわからない。わかりたいんだけど、人工の水路から浮かび上がれない。



 いつしか知り合った彼女に、お互いずぶ濡れになった状態から、主人公はセックスを求めた・・・

「セックスは出来ても好きにはなれないよ」
「友達じゃ、だめ?」

 主人公はそこで酷く傷ついてしまう。



 保証のない世界でも支えだけは欲しかった。

人の手を借りなきゃ生きていけない主人公。やがて、主人公はペンを持ち、何かを書き始めた。



 なんだろう?人間の出口って

人々のほとんどが出口のない世界をぜえぜえ息を吐きながら歩いてる。

雑記だねゑ: える天まるのブログ「雑記の宿」から (雑記ノベルズ)
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