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ensemble マーケティングの視点

日常生活と趣味を綴る個人的散文です。タイトルに反し、仕事に関する話は書きません。

ホットヨガで、汗・汗・汗

2005-11-09 20:19:15 | スポーツ
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スポーツクラブをやめていたので、ヨガが流行っていると聞いても軽く無視していたが、ちょっとしたきっかけで調べると、驚くほどヨガ単独のスタジオが増えている。マッサージサロンの増殖の時も思ったが、いつの間にスタッフを育てたのかと思うほど急激に…。

そのなかでホットヨガというのが人気らしい。38℃の気温と湿度65%の中でヨガをするというもの。とにかく半端ではない汗をかくという。内容が他のヨガとどう違うのかよくわからない。多分いろいろな流儀があると思うが、流儀そのものにこだわるより、いまはパワーヨガやストレッチヨガのようなカラダをつくる、スポーツ感覚のものが主流のようだ。

ホットヨガに行ってみようと思ったのは、簡単に体験・入会ができること。スポーツクラブのように入会金と月会費を払うものだと、行けなくなると悔しいが、1回ごとの支払いなので手軽。入会金も安い(行った店はキャンペーン期間中で2,000円)。数社チェーン展開している会社があるが、どこも判を押したようにシステムは類似しているので、とりあえず自宅から便利なスタジオを選ぶ。インストラクターの質とか高度なことはわからないので、イメージとロケーション、サービスや共有スペースを含めた居心地で選ぶしかない。

予約は簡単にとれた。スタッフは感じが良く、設備もキレイ。スタジオは思ったより狭くて怪しげ(暗いから?)だが、居心地が悪いというほどではない。ただ、隣の人と手が当たりそうな密度なので、満員だときついかもしれない。そして実際にやってみると、想像より大変。ヨガというのは普段やらないポーズをするものらしい。スポーツをしているので年齢にしては体が柔らかいと思っていたが、とんでもない。インストラクターとは別の人種みたいで、あり得ないポーズを見せられ慄く。おかげで純粋な汗と冷や汗が瞬く間に滴り落ちてくる。

そして1時間が終わると、ウェアはプールに入ったように汗で濡れている。でも不思議と汗独特の臭いがしない。本当に水みたいな感じ。テニスの汗はいわゆる臭う汗なのに不思議。これがヨガ効果というもの?そしてカラダも意外に疲れはなく、でも夕方には急速に眠くてたまらなくなった。快眠効果もあるのかもしれない。ヨガが万能とは思わないが、取り掛かりやすいのは確か。肩こり解消にマッサージに行くよりは、経済的で継続的効果が得られると思う。まずは形からと、ウェアを買ったので、初期投資はかかったけれども…。


阪神タイガース、優勝まちがい梨?

2005-09-24 10:46:00 | スポーツ
nasi
プロ野球については、特に熱狂的ファンということもないのだが、どこだと聞かれたら「阪神」かな。やっぱり東京に来て15年以上経っても、心のある部分はまだ関西にいるのかもしれない。思い出されるのは1985年の優勝。確かまだ私は大阪にいた。優勝が間近になった頃から、街中の様子がヒートアップ。帰宅途中の梅田駅には、ところどころに甲子園帰りのファンの軍団がいて、メガホン片手に盛り上がり、奇声をあげていた。そのなかに高校の同級生の姿を見つけたときには笑ってしまった。優勝した日は、祭りの日のように大阪の街は歩けないくらい混雑。まあ、関西人にとって阪神優勝はかなり不定期の祭りなのだろう。人間は難しい病気になったら、財産なげうっても懸命に治療をするが、祭りで死ねる変な生き物。岸和田しかり、御柱祭しかり。阪神優勝でも確か毎回何人か命を落としている。

ジャイアンツが優勝しても東京の街並みは変わらない。せいぜい東京ドーム周辺が盛り上がるくらいだろう。やっぱりプロスポーツは地域フランチャイズで、地方に根付くのが良いのではないか。楽天はあんなに負けていても、仙台の人は応援しているみたいだし、日本ハムも新庄選手の力があるとしても、北海道に移って確実に人気があがった。ソフトバンクの福岡は言うまでもなく。こちらはどうもボランティア的印象がつきまとうが、茨城ゴールデンゴールズ四国独立リーグも話題になっている。日本人はなんだかんだ言っても野球が好きなのだな…と思う。

考えてみればプロ野球は、在阪(兵庫含む)球団は随分減り、2球団になった。残るは首都圏に集中する5球団。人気面では最近パッとしない球団が多いように思う。もうちょっと散らばってもいいような…。西武が所沢と長野のダブルフランチャイズにするって話は、どうなったのだろう?それどころじゃないのかもしれないけど…。

*上の写真は「阪神タイガース優勝まちがい梨」。このあたりのセンスがまた笑える。
ほかにも便乗グッズいろいろ↓
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野球とスカッシュ、ほぼ同一視

2005-07-10 15:21:22 | スポーツ
2012年のロンドンオリンピックから野球とソフトボールが競技から外れることに決まった。ソフトボール選手の落胆は計り知れない。しかも有望対抗馬として出てきたのは、空手やスカッシュ。空手はともかくスカッシュって世界的にはそんなにメジャーなスポーツなのか?日本人の感覚では理解しがたい。

ソフトボールは野球の巻き添えをくった感があるが、両方とも日本としてはメダルが狙える競技ゆえ無念の様子。個人的には野球は今のようにプロが行くのなら、どっちでもいいと思っている。北京で良い試合と運営をすればまた復活という見方もあるみたいだけど、億単位のギャランティのプロ選手で固めた日本が金メダルをとったとしたら、余計に難しくなるのではないだろうか。

野球が外れた理由はドーピング対策の側面があるようだが、さらには世界の多くの国の国民がルールすらわからない複雑で時間のかかるスポーツ。何よりも1人最低1つはグローブなどの道具が必要で、決して安くないバットは折れまくる。整備された広い球場も必要で、そのわりに1人1人のアスリートの身体能力の凄さが瞬間的にはわかりにくい。早い話贅沢な競技ということだろう。

世界は広い。貧困と飢えに苦しむアフリカ等の多くの国は言うに及ばず、日本人が憧れ、旅行者がひっきりなしに渡航するヨーロッパの国々でも、24時間街のそこら中でコンビニの明かりが点り、テレビ放送が途切れることなく流れる場所はほとんどない。日本でも街で浮浪者を見かけない日はなく、政府は大きな債務を抱えているが、それでも世界的観点ではもっとも豊かな国の一つ。野球はその国の発想と感覚で運営している最たる競技で、プロの一流選手を連れて、強引にメダルをもぎ取ろうとしている感じがしてならない。オリンピックでの野球は、日本人の私が見ても盛り上がりに欠ける。いいじゃない、シーズン中は毎日テレビでやっているのだから、オリンピックぐらい別のスポーツを楽しめば…。


個人のブランドに頼る組織

2005-07-05 02:47:16 | スポーツ
プロスポーツ界や芸能界などは、個人の才能と人間力が際立ってこそ輝く世界。低迷しているスポーツは、スター選手不在の場合が多い。相撲もプロ野球もそういわれている。反対に急激な人気上昇の背景にはスター選手の存在があり、また、スポーツ人気を盛り上げるためにスター選手をPR的に演出する場合もある。自然発生的に地味なスポーツが脚光を浴びた一例が卓球(福原愛)、やや創られた感が強いが女子バレー(カオル姫とか)。まあ、いずれにせよ、現役選手がクローズアップされることは悪いことではない。

でも読売巨人軍の長嶋復活の演出は、どうなのだろう?もちろん国民的スターが脳梗塞から驚異的な回復を見せたことは明るいニュースだし、ファンは喜ぶ。同じ病気の方や同世代の人たちは勇気づけられると思う。でも今この時をグランドで戦う選手以上の注目を球団側が演出し、その傍らに決してイメージがよろしくない幹部の方々が寄り添い(さすがにあまり映さなかったみたいだけど)…。個人の人気、しかも既に現役からは引退して久しいリハビリ中の方に頼れば頼るほど、現役の選手たちが霞み、現在のジャイアンツという球団の尊厳が損なわれるマイナス効果があるような気がしてならない。この人に頼らなければもはや話題性もなく、視聴率も、観客動員もとれないという…。これほどまで大きな影響力がある個としての長嶋さんにはそれこそ脱帽だが、球団組織としてはブランドイメージ向上策を間違えているような気がする。

余談だが、長嶋ブランドにあやかっている組織はジャイアンツだけではない。東京女子医大病院も頑張っている。4人もの医師を付き添わせ、しかも内2人は女性医師でしっかりスポーツ新聞でとり上げられていた模様。この病院は医療過誤とカルテ改ざんで、特定機能病院の承認を取り消され、巻き返しに躍起。常に数多くの有名人や話題の人を受け入れているけれど、長嶋さんの主治医になったことが最大のパブリシティ効果となっている。


対立構造に依存するメディア

2005-06-21 00:42:58 | スポーツ
最近とりたてて大きなニュースがないのか、ワイドショー、週刊誌はいまだに若貴で持ちきり。相撲界の場外乱闘、しかも現役を退いた2人だから、ニュースバリューを上げても、相撲のそのものの人気回復には役立たないだろう。第一、美意識がない。そもそも体の大きい男同士が上半身裸でぶつかり合うのだ。伝統美あってこその価値のような気がする。

対立構造をメディアが煽る手法は常套手段。最近スポーツ界でもナベツネvs古田選手会会長や三木谷社長vs堀江社長。引き続き日枝会長vs堀江社長とか…。ついでにさくらvsパパも(←これは違う?)。メディアのパターンとしては、世論はどっちの見方か調査する。ナベツネ・古田対決は、あまりに片方が悪役ヅラなので両論を引き出しにくかったが、三木谷・堀江対決はさんざん街角で意見を聞いていた。そしてもちろん今回も。今のところ、貴派は男性に、若派は女性に多いらしい。やっぱり男性は「不器用で一直線」みたいな仕事師に弱いのか。ある意味、堀江社長も三木谷社長に比べれば不器用(要領が悪い)に映るし、巷の団塊世代には受けていたもの。あと男性の方が相撲への理解が深い場合が多いからかな。

今回の対立構造がメディアに特にオイシイのは、兄弟というある種宿命的でもあり、一般人に身近でもある関係性。そして何よりワイドショー的には後ろ側で見え隠れする女性たちの存在が貴重。愛人、家政婦まで含めると、作られたかのように役者が揃っている。もう少し硬派の向きには、相撲協会の存在か。女性に貴派が少ないのは、本人の生き方の問題より、髪型(最近少しマシになった)と奥様のキャラが大きい。美恵子さんも女性に好かれるタイプではないが、景子さんよりは毒が少ない感じ。美しい上に謀略者的匂いのする主婦は、主婦からも負け犬系からも残念ながら嫌われる(ことが多い)。
美しい公人(登場人物の中では、景子さんを一番メディアがとり上げやすいし…)が一般女性に好かれるには、独身を通すか、普通の人の3倍性格が良い人を演じなければ難しい。

そういうわけで、今回の対立構造は視聴者・読者のターゲット層が広い。女性は女性なりに、また年代や立場によっても、関心を引く要素を備えている。そしてまた、飽きられてフェードアウトしていくと思う。