先週約3年ぶりにケータイを替えた。もはや普通にチェンジするのは気乗りがせず、iPhoneとXperiaで悩んだけれど、キャリアに縛られ(ポイント1万円分とアドレス…)、結局Xperiaに。持って帰って、いざ手にとると未知の世界に呆然としたけれど、週末中に最低通話、メール、アラームは使えないと話にならないと奮起(←かなり大げさ)。まあ、すぐにそれ以上のことができるようになり、今はタッチミスとバッテリーの減りだけ気にならなければ満足。
そもそもワンセグも着メロも、ましてやお財布ケータイも使っていなかったので、むしろシンプルで良いのではないかと思っている。絵文字はちょっと残念だけど。
昨日のiPad騒動で、今頃Xperiaを買ってまだ落ち着かない私は周回遅れかとも思うが、一方でスマートフォンを買って使ったことで、iPadへの親和性というか興味が強まっているのは事実。ソフトバンクがつくったiPod→iPhone→iPadの流れの巧みさを実感している。
しかし冷静に考えれば、パソコンユーザー&スマートフォン所持者としては、iPad購入にはやはり二の足を踏む。なぜならデスクトップ、ノートパソコン、ノートにはPHSカードとWiMAXのダブル通信、Xperia、その上自社HP設置、ついでに有料放送2社加入で、どれだけ通信とPC系にコストと時間をかけているかと思うと、iPadによほどの魅力がないと購入はきつい。「パソコンとスマートフォンの間の感じ」と言われても、そりゃそうだと思うが、それゆえに必然性を感じない。
あとはネットブックとしての役割だけど、ノートパソコンとダブルで持つのはきついし、それなら文庫本の方が軽そうで小さい。
紙の本はなくなるとか、パソコンはなくなるとか、随分前から実しやかに言われているが、それならその時考えればいいとも思う。現時点では、立ち仕事の人、ドライバーなど移動が多い仕事の人は、モバイルが便利だけど、オフィスワーカーはほぼみんなパソコンを使っているし、そのほうが明らかに仕事ははかどる。
ならば今のiPadのターゲットは、一部のイノベーターやアーリー・アダプターを除いては誰か?確かに周囲の大学生を見ていても、大学のPCアドレスを持っているのに、就職の相談であってもケータイメールでしてくる(返事する身としてはPCが楽なのに)。意外とPCを日常的に使っていないように思う。もっと下の年代になると、ちょっと高価なおもちゃだし、そういう意味ではまず大学生あたりか、とも思う。
そんな風に思うと、もうしばらく私としてはスマートフォンとパソコンで十分。そもそもつい先週まで、3年前のFOMAを持っていたくらいなので…。
ちなみにXperiaだが、バッテリーは、そんなに激しく使わなくても1日持たない。1週間内に泊まりの出張はなかったけれど、替えの携帯用バッテリーを買うべきかどうか、考え中。パソコンと合わせて、ますます電源のあるマクドナルドの利用機会が増えそう…