長崎の ホテル。 外観も 大きいが
あたりまえながら 中も 広かった。
崖に へばりついている建物であることを
忘れそうなほど 堂々としている。
玄関フロアは 我が家の 敷地 が
4軒は 優に 入りそうな 広さ。
そこへ 若い女性が 制服で 6人
ずらりと 並んで ご挨拶。
その中の 一人が 荷物を キャスターに のせて
部屋 まで 来て クダサル。
部屋のなかで 夕食は 5000円 ~ など
説明して クダサル。
坂の途中には 食堂を 見かけなかった。
町まで 歩いてなんか 行けない。
困っている ことを さっし たの か
駅・街までの シャトルバスが
1時間ごとに 出ていることを 教えてクダサル。
そして 案内嬢は しとやかに 去った。
部屋の 備え付けの パンフを みる。
宿を 出るのは 面倒だから ここで 一番安い
5,000円ので 済ませようと 思ったが
まだ 5時にならないから
よていどおり 二十六 聖人像に まいりたい。
それに 夕食は 牛だった。
7000円のも ギュウ。
ギュウは 苦手なのです。
街行きの ワゴン車に乗る。
10人ぐらいが もう 乗っていた。
駅の 手前の 処刑の地、
西坂の丘 近く で 下ろして もらう。
長崎二十六聖人殉教者記念像は ここにある。
遠藤周作「沈黙」を 読んだときに調べていた。
坂を上ると 円形の 公園が あった。
半径形の ステージの 壁 一面に
26人の カトリック信徒の 祈りの像。
岩手出身の 舟越保武氏の 彫刻である。
豊臣秀吉の 命によって 処刑された
26人の カトリック信徒 の 像 だ。
信仰を 理由に 権力者による処刑が
行われたのは 日本では
これが はじめてなのだ そうな。
26聖人 には 少年もいる。
その すべての像の 足が
昇天を 表すごとくに 垂れて いた。