このブログは「結いの会」皆のブログ!!

会員皆様が、LIVEで体験した新潟の魅力を感想や写真でこのブログに書き込みましょう。

「りゅーとぴあ」バックステージツアー

2010-12-23 20:03:37 | 見学
平成22年12月18日(土)「結いの会」12月企画、「りゅーとぴあ」バックステージツアーが開催されました。
頼さんが、何から何まで、一生懸命手配をして頂きました。
まずは、皆で頼さんに「ありがとうございます」と感謝の言葉を述べたいと思います。何度かは訪れた事のある「りゅーとぴあ」ですが、その裏側を覗くなんて滅多にある事ではありませんね。しかも、本邦初公開とも言える、裏の裏まで潜入したのですから、「りゅーとぴあ」のご担当の方も、このご一行様は何者かと思った事でしょう。
所が、頼さんによれば、「新潟の魅力を実地見学で勉強しているグループです。何れ、新潟の発展のために行動する方々です。」と説明してあるとの事。これでは、「りゅーとぴあ」としてもお断りはできなかったのでしょう。
てな訳で私たちは未知の世界へと進んで行ったのでありました。
それに、昨年、「王瀬長者」の演劇で出演されたと言う、我がメンバーの小畑さん、
新年には、「りゅーとぴあ」で初舞台を踏むとの事、大舞台へのデビュー誠に素晴しい事ですね。今度はどんな役回りで舞台に立つのでしょうか。 


所で、「結いの会」の皆様、この写真にコメントを投稿して頂けませんか。
メールでも結構です。
私が、写真の説明としてブログへ付け加えます





道具や照明などを吊り上げるための「昇降バトン」と呼ばれる装置が全部で51本あるとの事です。一本で最大600kgの装置を吊り上げることが出来、すべてコンピュータで制御しているとの事です。
この真っ赤な照明はバトンに取り付けたライトに赤いフィルターをセットし、吊り上げた物です。



舞台装置制御用コンピュータの操作盤です。緞帳の昇降、大せりの昇降など、舞台の仕掛けをこのコンピュータですべてコントロールしています。何しろ、仕掛けが大きいですから、役者やスタッフも、常に意識が合っていないと危険ですよね。しかも、見ている観客には悟られない様に何事も無かった様に自然体で舞台を動かすには最新の注意が必要だと思いました。




舞台最後方最上部の調光・音響調整室。
この部屋に到達するには、舞台裏のエレベーターで最上階まで昇り、天井の低い通路を通ります。背を屈めないと頭が天井に当たりそうです。
私たちはヘルメットの着用をしました。調光・音響調整室へ入ると所狭しと機材がギッシリ詰まっていました。本番では音響の効果音、例えば、池に落ちれば、「ポッチヤー」とか、風が吹けば、「ヒュー」とかです。実際に演じている人とのタイミングが合わないととんでもないことになってしまいます。スポットライトの当て方も演劇にはとても重要な役割りがあります。本番では、演じる人のシナリオと同調する様に、音響・照明の人も、シナリオを熟知しながら、操作盤を自在にコントロールすることで、演劇の素晴しい効果を発揮する事が理解できました。




フォロースポットライトで役者にスポットライトをあてると簡単に言いますが、何しろ舞台まで、距離があります。バズガ砲の様に肩にかずいて、望遠鏡で焦点を合わせ、
光を発射して当てるのだそうです。集光度は高く、光は発散する事無く、ピンポイントで出演者を狙えるのはさすがと思いました。それでも、あてられている出演者はきっと、まぶしい事でしょう。



奈落の底から、おおよそ4~5mは有るでしょうか、「大せり」に乗りました。上昇の操作で「大せり」はゆっくりと舞台の上を目指して上がって行きます。
ワクワクする一瞬でしたが、おそらく、役者さんもそんな感じなのかなー、なんて思いながら、ツアーメンバーも初体験に興味津々でした。
やがて「大せり」は舞台に到着し歩ける様になります。我々の目に最初に飛び込んでくるのは観客席と眩しい照明です。今日は体験会ですから、客席には誰もおりませんが、実際には観客の全ての視線と大きな拍手で迎えられる事でしょう。
また、同時に照明や音楽が華やかに奏でらるでしょうから、その瞬間は、緊張と言うか、快感と言うか、言わば、役者身寄りの醍醐味に尽きるのではと思いました。
我々の場合は、前に上ったツアーメンバーから拍車で迎えて頂きましたが、それだけでもとても感激しました。でも、とても照明が眩しく感じられましたねー。




一座の打ち上げかなー!!
皆、役者気取りで、いぃー顔してるね。




いよいよ、今回のりゆーとぴあツアー「より・スペシャル・オリジナル企画」へと進みます。どんな世界が待ち受けているか、ソワソワドキドキ!!
それにしても、こんな場所で。こんなポーズで写真撮れるなんて、公演との時には群れでしょうね。とするならば、この写真もとても貴重な一枚と言えますね。



この格好は、一体無何が始まるのでしょうか。何方のお尻か分かりませんが、それにしても大きいですね。なーに、カメラが接近し過ぎただけのこと、心配後無用です。
行く先は、縁の下への通用口、人一人にやっと入れる。少々太めの方も何とか入れました。それにしても、良い大人がこんなスタイルでゾロゾロ、異様な姿ですね。




床下は、普段は、暗闇の世界なのでしょうが、今日は特別、メンテ用のライトが点いており、内部の様子はよく見えました。が、やはりここは職人の世界。見せる場所ではなく、仕事をする場所、我々はその仕「音響効果を高める場所」を狙った見学。音響効果に利きそうな素材がゴロゴロ。舞台の板は、鎌倉時代の檜を伐採し、20年間水槽に寝かしたもので、暑さ3Cm、幅30Cmとか、能楽を演じるときには、床の響きが大切とか、ピアノやバイオリを調律するのと同じ様に、この床も調律するのだそうです。
その要が、「和釘」と「スプリング」です。床下の調律模様はバッチリと写真に記録しましたよ。それにしても、天張りに記載された墨の文字、これも和建築には欠かせない
興味ある文字の様に思えます。建築の時と、何百年後かに解体修理される時、この文字が大きな役割を果たす。なのでしょうか。





能楽堂の庭園、白い砂に緑の島々、清爽な感じの庭ではあるが、手前の島をよくみのと、りゆーとぴあのシンボル「ビックエッグ」のシンボルマークが見えました。
ユーモラスな気配りに思わず、ニヤリ。
皆さんも、気がつきましたか。




「りゅーとぴあ」バックステージツアーを携帯で録画しました。
でも、このブログにアップできる、映像の大きさは2MBまでとの事で、
こんな不鮮明な映像になりました。
まあー、雰囲気を思い出して笑ってください。





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りゅーとぴあ バックステージツアーの 注意事項

2010-12-12 23:33:32 | 街あるき
いよいよ、今週末になりました、りゅーとぴあのバックステージツアー。
そのオプションで、能楽堂も見学させてもらえるのですが、こちらは普通の見学ですので、
特殊な演出も、特別な場所の見学も特にありません・・・・普通なら。
ですが、今回すこーーし無理を言って、一般見学では見せてもらえない、
檜舞台の下を見せてもらえることになりました。
わーーい!パチパチ

ただ、小さな扉から中腰で進む箇所がありますので、私でもちょっとしんどいです。
普段掃除されていない舞台下ですので、汚れる可能性もあります。
それを理解していただいた上で、希望する方のみとさせていただきます。

当日、舞台下を見たい!という方は、汚れても良い服装でおいでください。
檜板を床下で「調律」している貴重な様子が見られるかもしれません。
りゅーとぴあのみなさんに、感謝!

まずは土曜の12時45分頃に、劇場ホワイエ前でチケットを持って、お待ちしています!
では、週末に!
コメント (3)
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丹治先生と語りたい。

2010-12-11 20:58:42 | 講演会
             結いの会                              
2010年11月企画

 『イマジネーションのちから』~空想動物園の試み~ 

11/22(月)新潟市東地区公民館にて、新潟大学教育学部芸術環境講座、丹治嘉彦先生を招き、今年の9月に行われた「アートクロッシング新潟2010」の『空想動物園』を通じ、街とアートのこれからについて、人の持つイマジネーションのちからについて、先生と一緒に考えました。

『丹治先生と語りたい』

 結いの会の企画を考えていた時に、去年御世話になった講師陣との係わりが、あの一度きりで終ってしまうのは、実に勿体無いと考えていました。
 特に丹治先生とは、ツアーも含めて大変御世話になったにも関わらず、深く話すことの無いまま、お別れしてしまったことが心残りでした。
 2009年の水と土の芸術祭,大地の芸術祭に続き、2010年も「瀬戸内国際芸術祭」という大きな舞台で活躍しつつ、『空想動物遊園』という、新潟の日常の中で、手の届くアートを学生たちと模索し続ける先生と、私自身が、じっくり話してみたかったのです。
 当日は悪天にも関らず、出席予定者全員が集まり、丹治先生の関った2つのアートイベントを通して「街とアートのこれから」「人の持つイマジネーションのちから」について、スライドと説明を聞きながら、一緒に考えました。


東地区公民館

『空想動物遊園』


空想動物がいっぱいー、いるね。


 かつて「新潟遊園」と呼ばれた場所は、現在の寺尾中央公園。それぞれの記憶に残る遊園という場を、現在のチャンネルに置き換えたら、何ができるだろうか、『動物』というモチーフを借りて、空想を働かせて楽しもう、そんな企画です。会場へ来ると、誰もが様々な動物になって、非日常の世界に入り込みます。自分でコスプレグッズをつくり、様々な動物に変身し、遊ぶ道具を自作して、大人も一緒になって遊ぶのです。動物のオブジェ、ライドオンアニマル(滑り台)、変身ふにふにアニマル、空腹動物遊園、オニギリマン、稲藁の巣、NHKで紹介されたメディア効果か、9/23~26の会期に訪れた人は延べ1万人弱。


空想動物遊園で「カエル」さんになりきっている新潟大学の学生さん




新潟大学の学生さん達が、沢山の動物に変身して楽しそうに踊っています。
この写真、クリックすると踊り出しますよ。


動物さんたちの滑り台。皆楽しそーうだね。


思いがけない人出のおかげで、トラブルも発生。これは後の懇親会で聞いたのですが、先生も大変な目に遭われたようです。メニューの豊富さ、想像して楽しむ記憶の遊び。メディア効果だけでなく、リピーター率が高かった理由は、そんな仕掛けにあるのではないかと思います。

『瀬戸内国際芸術祭』

こちらは桁が違います。7/19(海の日)~10/31に開催された、オバケアートイベント。 高松港,直島,豊島,女木島,男木島,大島,小豆島,犬島を会場とした、現代アートの祭りに、当初の見込み30万人を軽く超える、なんと94万人が来場しました。先生は小豆島に、新潟と小豆島の漁協から集めた網を重ねたオブジェ『海を繋ぐもの』を製作。準備で前年から現地を往復し、今年の5月以降は毎週末毎に、小豆島へ通ったそうです。「なぜここ(瀬戸内)で芸術祭だったのか?新潟とは何が違うのか」夕方のフェリー終了時間以降は移動手段の無くなる離島で、高校生になると島を離れなくてはならない、厳しい瀬戸内の過疎化の現状があります。美しい風景が人の手から離れていくのです。犬島には銅精錬所の遺構を保存・再生した美術館ができ、島々に個性的な美術館も増えました。しかし、豊島(てしま)は過去に、産業廃棄物が不法投棄されていまた。



大島には、長くハンセン病患者が隔離されていた歴史があります。私も初めて知りました。死んだ方の解剖台となっていた石の展示と、指の不自由な方が囲碁を楽しむための碁石をひろうスプーン。スライドに現れる作品たちは、胸を締め付けてきます。プラスもマイナスも、高度成長時代の日本を支え続けた島々で、アートに触れることで過去の歴史にも触れることになる芸術祭。「人のもつイマジネーションのチカラ」 という丹治先生の言葉をもう一度噛みしめました。「なぜこんなに多くの来場者が世界から来たのか?」は、フラムさんにも分からないそうです。ただ、日本でのアートの在りようは、世界とは少し違うということ。日本の美術館では、絵画・彫刻の展示から、イベントまで開催されます。その曖昧さが曖昧なままで続いている現状が、世界から人が集まる要因になっているのかもしれない、という先生の言葉は理解できました。



丹治先生の作品「海を繋ぐもの」 小豆島


新潟「水と土の芸術祭」やすらぎ堤の「バンブーハウス」でお馴染の「王文志」さんの作品、「小豆島の家」です。




『丹治先生と(飲んで)語る会』

会場を移動して、街かどダイニング「えぴきゅーる」で懇親会を行いました。 先生は(酒が)強いはず!の予想は外れていませんでしたね! 先生に聞いてみたかったこと、アートをとりまく現状、ぶっちゃけどうなのよ!?な話。 お酒も手伝って、いろんな事を聞いたり話したり。丹治先生は、アートを体感できる日常でありたい、みんなが楽しめる物語をつくりたいと言います。「そのためには、いくらでも頭を下げる」やっぱり丹治先生は熱い方でした。先生と、近い目線で話し、聞くことができ、それぞれが思うこと、感じた事は、多様であったとしても、各メンバーが帰りがけに、「今日は参加できて良かった」「思うことがいろいろあった」「良い会だった」と言ってくれた事が、大切な果実であったと思います。最後に丹治先生より、お礼メールの返事をいただきましたので、ご紹介します。



『丹治先生からのメール』

丹治です。
先週はお世話になりました。あのような形でみなさんとお会い出来たことに感謝いたします。私も近くにあるアートと言う物語を分かりやすく話したつもりでしたが、後で考えてみるとあそこであんな風にしゃべれば良かったなぁ・・・等反省叱りでした。また皆さんとなんらかの形でお会い出来ると思いますが、これからも宜しくお願いいたします。ありがとうございました。季節の変わり目お身体御自愛下さい。
新潟大学教育学部 芸術環境講座
丹治嘉彦
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「日本酒の会」  ゆい 情報

2010-12-07 10:33:12 | 日本酒
            日本酒の会


次回の「新し屋酒店」様主催の「日本酒の会」は年明けになるそうです。
先日「ぽたりぽたり麒麟山とイタリア料理の夕べ」にて今年の「ぽたりぽたり」を飲んで来ました。私達の周りでは「去年より美味しい」という反応で、私個人的にはとても好みでした。裏ラベルには杜氏長谷川さんの想いの直筆メッセージが有ります。



ゆい
コメント (3)
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