嵐のラフティング

利根川でラフティング (rafting) やってきました。前日は川の水が少ないと聞いていたのですが、午後から雨になり翌日土曜の朝は大雨。水は一挙に急上昇。すごい天候の中ボートで川を下りました。どれくらいすごい天候かと言うと、髪を洗う時のシャワーの勢いの水が空から降ってくる感じ。顔に水が流れる、流れる。普段は青く水が澄んで、底にいる魚が見えるくらいの川なのですが、今日はガンジス川のように茶色に濁り、その水は何かでかき回したようにうねる、うねる。

一台のボートには５～６人の参加者と１人か２人のガイドが付きます。ガイドの指示に従って、前漕ぎ、後ろ漕ぎ、とパドル (paddle) と呼ばれる櫂で水を漕いで波に乗りながら進みます。うまく波に乗った時は最高にエキサイティング。頭から水をかぶるような大波を越えた後は、同じボートのみんなでパドルを掲げて「イエーイ！」と叫び、そしてまた、かけ声と共にボートを漕ぎます。

途中で前にいたボートが脇にそれ、川沿いにある低い木の下に半分入ってしまいました。するとそのボートの後ろに乗っていた背丈のあるたくましいガイドは棒高跳びの背面飛びのような体勢になりながら、超高速でパドルを漕いで脱出に成功。マトリックス漕ぎとでも名付けたいようなすごいわざ。そしてみごとな腹筋力。わたしは、チョー！カッコイーと一瞬にしてトキメイテしまいましたが、よく見たら女性のガイドでした。

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