遠藤雷太のうろうろブログ

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モンゴルズシアターカンパニー『私』(大大阪舞台博覧会vol.2)

2016-05-26 00:16:45 | 観劇三昧:大大阪舞台博覧会 vol.2

2016/5/25

世の中のすべての人が「自分のマニュアル」を持ったらどうなるのかという、西野カナのあの歌が拡大したような話。

一人芝居。一人語り系。33分。

自分とそっくりな男に「私はあなたです。あなたの有効期限が切れたのでやってきました」と言われる導入部にわくわくする。

アンパンマンの二次創作で見た「頭を取り替えても取り替えられた頭部分の自我は残る」という話を思い出す。不穏でいい感じ。

ただ、そのあとは冒頭の思考実験になるので、別の話になってしまった印象。

動きや効果をほぼ使わず、ほとんど語りのみで話を進める。特に終盤部分はほとんどリーディングのようになる。

こういう話だと、語る技術の重要さがわかる。

自分をアップデートしていく話というのは、AIの話にも発展できそう。

設問の立て方がおもしろく、いろいろ応用が利きそう。

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