遠藤雷太のうろうろブログ

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シェイクスピア「から騒ぎ」

2010-04-20 23:44:32 | シェイクスピア
2010/4/19

作品を絞ってまた見直そうとBBC「から騒ぎ」2回目。
原題は「Much Ado About Nothing」。
「Much Ado」は「騒ぎ立てる」。
「Nothingについて騒ぎ立てる」…意味がよくわからない。なんだか哲学的な雰囲気だけ感じる。
ツンデレ男女の恋愛話もいいんだけど、面白いと思うのは、アラゴン領主の腹違いの弟、ドン・ジョン。こいつが悪者。
シェイクスピアの作品にはいろんな悪者が出てくるんだけど、こいつが一番軽いんではないか。「つぶす、妨害する、邪魔だてする、みんな俺にとっての治療薬だ」だって。こんなわかりやすい台詞なかなかないよ。
「おまえ、過去に何があったんだよ!」って問いただしたくなる。このうっすっぺらな人間を主人公にして本を書いたら面白そうだ。
まったく意味のない悪巧み、これぞ「Much Ado About Nothing」だろう。違うか。
※ 見てわかる悪人。

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