遠藤雷太のうろうろブログ

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シェイクスピア 34/37

2010-03-14 18:06:43 | シェイクスピア
2010/3/14

BBC「尺には尺を」を見る。
原題は「Measure for Measure」。「尺」と言われてもピンとこないけど「メジャー(はかり・法)」と言われたらわかる。「目には目を」「法には法を」という感じの話。
内容は西洋版「水戸黄門」あるいは「遠山の金さん」。王が神父に成りすまし、融通の利かない王の代理を懲らしめる。
途中、「いくらなんでも王様、自由にやりすぎ」と思うところもあったけど、慣れている話のパターンなので、退屈なく見ることが出来た。
それにしても、この話でも終わりには3組のカップルが誕生している。王様のは余計じゃないかとも思うけど、寓意的な意味もあるみたいね。
あとはルーチオという貴族の「泳がされっぷり」が面白かった。王が扮する神父の前で王の悪口を言い続ける。大仰な前フリと種明かしのときの落胆ぶりがよかった。これは役者の手柄。前半、けっこういい奴だったのにね。

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