2017/2/13
地下鉄で飛び込み自殺があり、職員が死体を探す話。二人芝居。
舞台が狭い。二人でも圧迫感がある。
訳ありの二人が思わせぶりな話をしながら、死体を捜し続ける。
トレッドミル、地下鉄のレール、人生のレール、首輪と象徴的な言葉の意味をつなげることで話を広げている。
壁に猫や鼠、トラウマなどの影を投影して登場人物に干渉する手法がおしゃれ。
モザイクも不快感が煽られていい。
死体清掃はほんとに大変らしいので、同じ自殺するにしても地下鉄や列車への飛び込みは、ほんとに罪深い。
拠点が大阪の団体なので、大阪の地下鉄ということなんだと思うけど、こんなに長い時間地下鉄止めておいて大丈夫なんだろうか。
作中には言葉だけでしか登場しないけど、死体より運転見合わせに怒ったお客さんのほうが怖いと思う。
================メモ================
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上演時間 00:54:12
公演時期:2016/07/09
作者:増田雄
演出:笠井友仁
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