2011/7/15
テーマは自分探し。
古典的題材をうまく料理している。
終始、舞台上には「櫻井さん」がいる。
ある時は銅像、ある時は父親、ある時はバーのマスター。一人の役者が次々と役を変える。
主人公は、この櫻井さんが見守る青年。
ほぼニートで詩人志望、いかにも…な設定。
彼の行動を追う「構成」とともに、物語の両輪である「会話」がおもしろかった。
舞台上で繰り返し起こる口論。
大体その口論では、「共感しやすい方」が負けるようになっている。もしくは、不必要なくらい追い詰められる。その追い詰められぶり、ひねくれぶりが見ていて楽しかった。
実体を持たない「櫻井さん」の存在と併せて、「自分が自分である」「自分の価値観が覆されるかもしれない」ということの不安定ぶりを丁寧に描いてる。
ただ、「興部」で笑いを取ろうというのは、いかにも道外の人がしそうな発想だなあ。
テーマは自分探し。
古典的題材をうまく料理している。
終始、舞台上には「櫻井さん」がいる。
ある時は銅像、ある時は父親、ある時はバーのマスター。一人の役者が次々と役を変える。
主人公は、この櫻井さんが見守る青年。
ほぼニートで詩人志望、いかにも…な設定。
彼の行動を追う「構成」とともに、物語の両輪である「会話」がおもしろかった。
舞台上で繰り返し起こる口論。
大体その口論では、「共感しやすい方」が負けるようになっている。もしくは、不必要なくらい追い詰められる。その追い詰められぶり、ひねくれぶりが見ていて楽しかった。
実体を持たない「櫻井さん」の存在と併せて、「自分が自分である」「自分の価値観が覆されるかもしれない」ということの不安定ぶりを丁寧に描いてる。
ただ、「興部」で笑いを取ろうというのは、いかにも道外の人がしそうな発想だなあ。
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