goo blog サービス終了のお知らせ 

遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

彗星マジック『ポストグラフ』(観フェス2017)

2017-02-23 23:43:15 | 観劇三昧:手のひら演劇フェスティバル

観劇三昧:彗星マジック『ポストグラフ』(有料)地域:関西

2017/2/22

絵を学びたいアルルという名前の女が、ゴッホをはじめとする画家たちのアトリエに住み込む話。

住んでいたのは、ゴッホ、ゴーギャン、スーラ、ジュニアの四人。

アーティスト同士の共同生活といえば、この時代のフランスか、トキワ荘が思いつく。

才能があって売れている人、才能はあるのに売れない人、才能もなく売れない人、それぞれの葛藤。

型としてはほぼ同じだと思う。

かなり創作が入っているだろうけど、この分野はほとんど無知なので、モヤモヤする。

アルルもパリの近郊くらいに思ってググってみたら、全然違った。遠い。

こういう実在の伝説的な人物を据えて物語を作るのは憧れる。

どのくらいの量の資料を参照したらこのくらいの作品が作れるのか気になる。

================メモ================

「エンタメ賞」に投票

上演時間:01:50:09

公演時期:2015/01/24

作者・演出:勝山修平

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時間堂『ゾーヤ・ペーリツのアパート』(観フェス2017)

2017-02-23 00:44:40 | 観劇三昧:手のひら演劇フェスティバル

観劇三昧:時間堂『ゾーヤ・ペーリツのアパート』(有料)地域:関東

2017/2/21

1920年代のソ連。アパートの女主人ゾーヤが自らの建物内でこっそりナイトクラブを始める話。

戯曲に関する前知識は全くないけど「これは面白い作品だ」という先入観を持ちながら見る。

古典はそのほうが楽しめる。

ただ、楽しむための補助線を上手に引くのが難しい。

社会主義国家であるソ連の当時の状況、自由のない社会の雰囲気を想像するのが多分大事。

ある程度なら、どんだけ彼女が無茶なことをやってることはわかる。

物語とは別に表現方法が楽しい。

顔のペイント。見た目の面白さと統一感を出すとともに、日本人がロシア人を演じる違和感を弱める工夫なのかも。

つけ鼻つけるよりよっぽど効果的。

方針として完全オーダーメイドの表現を目指しているように見える。

音響は生音だし、ドアの開け方、ナイフの刺し方、連行のされ方、ありがちな動作にも一工夫入っている。高級感ある

物語、演出、色々追求したくなる作品だった。

================メモ================

「芸術賞」に投票

上演時間:02:34:05

公演時期:2016/07/29

作者:ミハイル・ブルガーコフ

演出:黒澤世莉

原案:秋月準也

シアタークエスト

配役:

ゾーヤ:ヒザイミズキ※
オボリヤニーノフ:東谷英人(DULL-COLORED POP)
アメチストフ:菅野貴夫※
マリア:尾崎冴子※
ハレルヤ:堀田創(ECHOES)
ガソリン/婦人A:松井美宣※
エンジェル:木山廉彬
アーラ:五十嵐優
グース:得丸伸二(文学座)
リーザンカ・裁断師:中谷弥生
ミームラ・婦人C:海老原恒和
マダム・イヴァーノヴァ:白石花子(劇団民藝)
ロッベル/婦人A:佐藤幾優
イヴァン・ヴァシーリエヴィチ(死体男):綾田將一
アグネサ/詩人:大川翔子
麻薬吸引者:鈴木浩司※
ペストルーヒナ(捜査官):直江里美※
太った男(捜査官):國松卓※
ワーネチカ(捜査官):阿波屋鮎美※
※時間堂

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする