次女の場合

浪人覚悟というか浪人確定と言うべきか、その高三の次女は、先月ようやく部活を引退、三年間部活三昧お陰様で合唱部は全国大会において金賞を頂いた。


高校では今しか出来ない事をやるべきだと姉も兄も妹にはそう進言したらしく彼女も当初そうあるべきだと忠実であった。


三年になれば進路について否が応でも向き合わなくてはならなくなるのだが、当初の進路目標からは二転三転、少し不器用な次女は部活引退後が進路決定のタイミングであった。


とりあえず本番を再来年に定めたが経験値を積むべきだとの人生の先輩のアドバイスを受け年明けの受験を決心をしたのもここ数日のことである。


対応可能な科目と足切りをしない大学をリストアップし一番近い大学を選んだ。
試験は三日間、母も一緒に行こうかと同伴を申し出たが今回は一人で良いとのこと、私は宿探しのみを手伝った。


ネットでビジネスホテルを当たればちゃんと大学受験応援プランがあり試験会場まで送ってくれるマイクロバス完備、受験生に欠かせない加湿器、電気スタンド等の無料貸し出し、至れり尽くせりのサービスプランが存在している。


どのような人達がどのような試験をどのような場所で受けているのだろう、面接の雰囲気とはどのようなものであろうか。


石の上にも三年、とりあえず三年、三年はご精進なさいませ。