えみち in East Lansing, Michigan

Michigan State U. 大学院生えみちの怒濤の日々。(読逃&アドレスを第三者に教える事はご遠慮下さいませ)

Spring2007を振り返って

2007年05月01日 | 大学院授業
最後のペーパーを提出し私の2学期目、Spring2007は終了。
今日から長い長い夏休みです
(8月末にFall2007が始まるまで4ヶ月近くお休み!

そこでSpring2007を振り返ってみようと思います。
まず成績ですが、先学期同様、なかなか良かったので
ホっとしました。。。
特にAdv. & PR ResearchはMidtermで失敗したので
かなり心配していたのですが、
その後のSPSSテストとプレゼンとペーパーで
追い上げることができたみたいで
最高評点の4.0をつけてもらっており
予想外でとっても嬉しかったです。
あれだけ苦労した甲斐がありましたよ。。
(Work自体が大変だっただけでなく、
パートナーの強引さにかなり苦労させられた。)
あとの科目はほぼ予想通りの結果でした

Fall2006の時にも振り返っていろいろと書いていますが、
(→2006/12/23のブログ「Fall2006を振り返って」
やっぱり最初の学期だっただけに項目が多い。。
今はそこまで新規ポイントがないので
今回は一点だけ指摘したいと思います。
アメリカにおける大学院と学部レベル教育の違いについて、
私が何となく感じたことです。



私は大学は日本で卒業しているので
海外で年単位のまとまった期間教育を受けるのは今回が初めて。
だから今私が受けている授業方式が大学院ならではなのか、
それともアメリカならではであって、
学部レベルでも同じなのか、あんまりよくわかってなかった
まあもっと言えば日本では大学院に行っていないから
もしかしたら日本でも大学院ならアメリカと同じかもしれないし、
アメリカのほかの大学院に行っていないから、
MSUだけが独特なのかもしれない。
そんなことを言い出すとキリがないけどね。。。。

でも教授だったり学部をアメリカで卒業してる人だったり
現在学部の授業を聴講している友人だったりの話を総合すると。

学部レベルでは学ぶ対象について
「XXは何か」というアプローチ。
大学院は「XXをどう使うか」というアプローチ。
学部だったら覚えたことを書けば
テストやレポートは何とかなるけど、
大学院は覚えるだけじゃなくてそれを自分なりに解釈して
応用して解答しないと点数がもらえない。
学部のクラスは人数が多すぎてディスカッションなんてしない。
(これはうちの大学がマンモス校すぎるがゆえだと思うのだけど)

なるほどね。。どれも納得です
私は大学院生になると教授との距離が近いなあって思いました。
それもそのはず、クラスの中ではかなりおねーさんになる私。
ここ数年でAssistant Professorになった方なんかとの方が
年齢が近くて話が合ったりするんですもの。。

あとは教授からもRespectされているのを感じます。
これは日本の教育機関の教授・教師=教える人、
学生=教えを受ける人、みたいな上下関係ではなくて
企業における上司と部下のような関係に近い
お互いに尊重しあうという距離感。
(まあそれもどんな会社かにもよると思いますけど)
そういう意味でもとても居心地がよいです。

でもそれは私が社会人を経験しているからだったのかも。
そうでない場合、特に院からアメリカに来た留学生は
教授にパーフェクトを求める傾向にあって、
きちんとした答えをもらいたがるんだよね。
教えを受けることに慣れているから。
でも私達の学ぶ分野にたったひとつの答えなんてない。
だからひとつの答えに収斂しないような場合、
「あの教授はOrganizedじゃない」「Directionが不明確だ」と
不満があがったりして。。
いやいや、あんたここは高校じゃないんだから、、、
と、思ったりしましたけどね

もちろん行き詰った時に助言を求めるのは当然のことだし、
わかんなかったら聞けばいいし、
自分の考えをぶつけてそれでいいか議論を挑めばいい。
(ますます仕事と同じだわね。)
その勇気もなくそして努力もせずに文句ばかり言っているようでは
学部よりも発展した内容を扱う教育機関と位置づけられている
大学院の学生でいる資格はないのではないかしらん。
(ってエラソーですが、私もよく不満とか文句とか言ってますよ
「課題が多すぎる!」とかそういう低レベルですが
他にもこの前迷走したMedia Relationsについても文句タラタラでしたしね。w)

ただ追加しておくと、留学生には実は学部授業の方がハードかも
大学院は留学生が多いので教授も話すスピードに気を使ってくれるし、
クラスメイト同士の会話もついていけるけど、
学部レベルでは留学生は少数派なので、
まず授業のSpeakingのスピードについていくのが大変なのです。