笑ってみよっか ~B面~

権田藁エリザベス麻呂子と申しますが

伝言

2011-12-22 | 日記
彼女はクリスマスツリーを見ながら一年前を思い出していました
この1年 たくさん流した涙を思い出していました
ずいぶんキツイ1年だったなぁ・・・と
涙のほとんどが思い出したくない涙だったなぁ、、、と


ある日、彼女は小包を受け取りました
送り主の氏名をみても、すぐにわかりませんでした
ただ住所と名前を見て、わずかに遅れながらも一人の友の顔が浮かびました
思いがけない暖かい贈りものでした

中には
友が大切にしているおいしいものと
そして
小さな小さな本とメモが添えてありました

彼女はそのメモも本も手にしただけで
友の顔がよぎり涙があふれてきてしまいました

彼女はメモをなかなか読めませんでした
次から次へと目にあふれ出るものが邪魔をして

ぽたぽた落としながら
袖に沁み込ませながら

何度も何度も読みました
何度も何度も涙を流しました

何度読んだでしょう
何度涙をぬぐったでしょう

この1年
あれほど涙を流した彼女が
ふんばったその1年の終わりに
幸せな涙が流れたことも
彼女はうれしくてうれしくてたまりませんでした


「フレー フレー。」


彼女はいつも友にそう言っていた気がします
そして同じぐらい友も彼女に言っていた気がします

私より、うーんとうーんと頑張ったね
彼女はそう思いました

いつも会えないから
いつも会えないからこそ

見えるものよりも
見えないものを
大切にしていきたいと

彼女は強く思いました




うん。
ひとだんらくついたら
どこかあそびにいこう

余計なものとっぱらって
そして
思いっきり笑おう


そのときのために
がんばろう
頑張りすぎるぎりぎりまで
とりあえずがんばってみよう

そして二人でまた
心配のしあいっこしようね



ありがとう


笑い話のネタ
いっぱい考えとかなね


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