笑ってみよっか ~B面~

権田藁エリザベス麻呂子と申しますが

家は安全地帯

2015-07-12 | わが子の吃音 ムスメと私と時々ブログ
どもってなかなか言葉がでてこない
一文話すのに時間がかかる


そんな娘の吃音は、転校後もけっこう出てた。
でもこの頃になると
私は娘と吃音についてオープンに話せるようになった。

これまで
どもっているのを気づかせないよう心がけていたので
どこか腫れ物にさわるような感じで
話題にすることはなかったのだ。

でももう私が大丈夫になり、受け止める余裕ができたので
どもっているときなどの気持ちも
私に話してくれるようになった。

波はあったものの
桜子自身は、さほど吃音を気にしていなかった。
私より桜子は、強かったのかも。


「家ではいっくらでも、どもってええからな」

そんな言葉を言えるようになった私。

というのも。
標準語が超へったくそだった私は
東京へ越してから
外で会話をするのを控えるようになった。

新しく知り合いになった人などと会話をするとき
標準語で話さないと!、って思いすぎて
普通に会話できず、どんどん無口になっていったのよね。

そんな時期だったから

「あ~
 外での私みたいに、話すことに気を遣うと
 会話がちっとも楽しくないし
 心からの話ができない。

 桜子も、どもらないように、って
 気を遣って話すのは
 学校だけにしてあげたい」


心底そう思った。
桜子にもそう伝えた。


次元や内容は違えども
桜子の気持ちに寄り添うことも
やっとやっと
できるようになったのだ。
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