松山櫨(はぜ)復活奮闘日記

失われてしまった松山櫨の景観を復活させようと奮闘していく日々の記録。

接ぎ穂採りに行く その4

2007-04-26 19:23:18 | 復活奮闘日記
15分後に現地に到着しました。
近くにある白梅が満開です。

ツタが巻き付いてしまった松山櫨を見て
荒木社長も残念そうでした。
「ツタが巻いてしまうと、
木がどんどん弱くなってしまいますもんね。」
そうなるとどうなるのか。
あんまり考えたくない現実です。
この松山櫨が枯れて倒れてしまうなんて。



荒木社長は案外身が軽く、木にすいすいと登っていきます。
松山櫨の木は崖に生えているので
崖の高さをプラスすると、
かなりぞっとする高さになります。
私は邪魔しないよう息を呑んで見守っていました。
植木ばさみで、適当な接ぎ穂をとっていきます。

ところで、気になる発言がありました。
荒木社長「これ、全部松山櫨じゃ、ありませんね。」
中川社長「うん、全部じゃない。でもどれかは松山櫨じゃ。」

えええっ!

一体どの木が松山櫨で、どの木が松山櫨じゃないのか。

たった5本しか台木がないのに、
しかも活着率が悪いのに、
もし接ぎ木に成功したとしても、
その木が松山櫨じゃないかもしれないとは。

やはり、一年を通して観察してみなければ
松山櫨と確定はできないようです。
なんだか道のりは長そうです。

最後に櫨農家の橋本さんを真ん中に記念撮影しました。


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