ネコのひたい

暴力ネコと映画、写真、音楽を楽しんでます。

夕介の思い出

2008-05-06 17:21:48 | 
夕介が死んで結構、時間が経ってしまいました。
もっと早く夕介の事を書きたかったのですが・・・ちーちゃんが死んだ時も結局、詳しいことは何かしら後日書くつもりだったのに未だに書いてなかったということが分かったので(酷い飼い主です・・・)、まあ仕方ないかーと自分で勝手に思っております。^^;

夕介はウチの家の敷地内に置いていたダンボール箱の中で生まれて母の部屋で死んだので、正真正銘ウチで生まれ、そして死んだことになります。
5つ子として生まれて3匹はペットショップを通して里親さんを見つけて頂いたのですが、黒猫だった夕介と大介はなかなか見つからず、結局ウチで引き取ることになりました。

子猫の頃からマイペースでちょっと変わった子でしたが、大人になってもそのままで、なのに新入り猫には何故か懐かれる不思議な猫でした。
(同じ5つ子兄弟の大介は寧ろみんなから恐れられていました。)

外国猫の血が入ってるのか、スタイルが滅法良く、毛艶もベルベットのようにピッカピカでした。
その毛艶が年とともにバサバサになってきたのが老化を感じさせて、ちょっと悲しかったですね。

若い時は鉄砲玉気質で1週間くらい帰って来ないときもありました。
経験上、1週間以内に帰って来ない猫は二度と帰らなかったので、夕介が失踪した時も生きた心地がしなかったのですが、近所の方が発見してくださり、やっと帰ってきましたが、やつれもせずケロリとしていました。
また、家で食べ物を吐いたときに、与えた覚えのない煮干が出てきたので、よそのお宅でもエサを貰ってることが判明しました。
案外、世渡り上手だったようです。

またある時、帰宅後にどうも様子が変でお腹を舐めてるのでどうしたのかと見てみると、お腹がL字型に裂けていました。
驚いてすぐに病院に連れて行きましたが、結局手術後も1ヶ月近く入院していました。

マイペースなのに無鉄砲なので、この子は早く死ぬだろうなあ・・・と、よく母と話していました。
同じ兄弟の大介はあまり外に出ない子だったので、この子が一番長生きするね、とも話していました。
でも、結局、大介は数少ない外出でエイズに感染してしまい、12才でこの世を去り、夕介は18才で大往生でした。

夕介は赤ちゃんの頃から母にベッタリで、物凄い「お母さんっ子」でした。
年を取っても毎日母に抱っこをねだり、それは死ぬ数日前まで変わりませんでした。
その大好きな母親に看取られ2008年4月15日の明け方、静かに息を引き取りました。

大怪我もしましたが、幸せな一生だったと思います。
ホントはもっと楽隠居のはずだったのですが、「元気」という暴れん坊がやって来たので、それだけは誤算だったでしょう。

よく昭和の大スターの方が亡くなると「一時代が終わった」と表現されますが、夕介の死もまさに我が家にとっては「一時代が終わった」感があります。
8匹猫がいた時代の唯一の生き残りでした。
一番、猫の世話が大変で四苦八苦していた頃の、でも猫だらけで家も妙に活気があった頃の猫でした。
生まれた日からの付き合いなので、本当に思い入れのある猫でした。

今はのんびりと休んで欲しいと思っています。
天国で大介が待ちかねているでしょう。
2匹は本当に仲が良かったんです。
でも夕介のことですから「おまえ誰?」って言ってるかもしれません。
スッカラカンに忘れてる可能性が大きいです。^^;

夕介の最後の写真を載せたかったのですが、その写真を加工するグラフィックソフトが上手く扱えずお見せできないので、代わりに1年前の写真をご覧ください。
座椅子に置いたドーナツ型の座布団の中にスッポリ納まってる夕介です。


夕介は死んでしまいましたが、これからもももと元気をよろしくお願いいたします。


長いことご苦労さん!

コメント
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